Misunderstanding (ページ46)

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桃｢言いますよ？私結構｣

｢見た目からはそう見えないけどね｣

おっとりしてそうなのにハキハキしてる

まぁ、私にとってはそれぐらいがいいのかな

桃｢そんなことより！！
今日Aさん重岡さんとランチしてましたよね！｣

｢あぁ、うん。まぁ、｣

桃｢なんか進展あったんですか？？｣

｢そういう話って普通
しげとかに聞くんじゃないの？
私聞くの？｣

目をキラキラ輝かせて聞いてくる

ホントこの子こういう話し好きだなぁ

まだ若いからかな

桃｢だって重岡さんと話す機会なんてなかなかないですもん。て言うか変に話すと睨まれますから
めんどくさい先輩方にっ｣

｢桃寧ちゃん何かと大変そうだね｣

桃｢大変ですよ！て言うか話しそらさないでくださいよ？どうなんですか？？｣

｢どうもこうも.......｣

進展というかなんと言うか、、

アピール？？されたのか

でも聞いたのは私だしなぁ

グダグダ今日あったことを話せば

ニヤニヤと口角を上げる

この子も若干しげ要素入ってるな

桃｢いいじゃないですか～
そうやって好きな所ポンポン出てくるって
ほんとに弱愛されてますね～｣

｢ニヤニヤせんとってよ
私はそう言うストレートなん苦手｣

桃｢なんでですかー
素敵だと思いますよ？｣

｢わかんないや｣

カラカラと話を濁しつつも

お酒を飲む

そんな私の容子に不満を持ったのか

桃寧ちゃんがムッとする

桃｢わかんないやじゃダメですよ！
彼氏欲しいとか思わないんですか｣

｢そりゃゼロじゃないけど.......｣

私だって今年で23歳

それなりの年だし
同級生は皆恋人がいるみたいだし

興味無い、必要ない
なんて事は嘘になる

けどそれなりにときめく相手もいなければ

そういう話しになると出てくるのはのんちゃんかしげ

それが無駄に私の思考の邪魔をする

桃｢今Aさんは両手に花状態なんですよ？？
どっちに転んでも幸せでたまらないと思うんですけど！｣

｢いまいち、想像ができないんだよね
しげは同期ってだけだし小瀧は幼馴染に昔の地雷があるし.......｣

両手に花なんて
よく言うよね

今の状況に頭抱えることだってあるのに

のんちゃんにそう言うフリとか
される度に昔の気持ち思い出したりして

複雑になる

桃｢そう言う尻込みばかりしてたら
いつの間にか二人とも離れて行っちゃいますよ｣

｢いっその事その方がいいよ.......｣

桃｢もう！Aさんしっかりしてくださいよ｣