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『正義!!』
東条「A」
東条の後をついてきた、灰崎。『帰り同じだし、一緒に帰ろうぜ』と誘う
しばしの間沈黙が続く
その沈黙を破ったのは、東条だった
東条「Aさ、あれからどーなの?アイツらと」
『相変わらず』
東条「あの試合の後のあの言葉は流石に応えるよな」
彼女の秘密を知っている、東条
灰崎は『昔のことだから、今更』と言う
灰崎自身、割り切れてはいないのだ。ずっと、引き摺っている。
東条「お前は辛くねーの?」
『え?』
東条「だって、お前バスケ部の練習風景見てる時
すっごい寂しそうな顔してんだぜ?」
『んな顔してねぇよ』
笑って誤魔化す灰崎
そんな姿を見て、東条はあの時のことを思いだした
???『俺に勝てんのは、俺だけだ。』
???『人事を尽くして天命を待つ』
???『そもそもバスケなんて欠陥競技じゃん』
???『すべてに勝つ僕はすべて正しい』
???『憧れるのはもう… やめる』
東条は、"彼等"の変わっていく姿を見ていた
止められなかった、灰崎の辛さも分かる
だからだろうか
「無理すんなよ」と灰崎に伝えると
『無理してねぇよ』
東条「ほんとかよ」
『信じてねぇな!』
変わらずの灰崎を見て、安心する東条
それと同時に、昔のこともやはりあるので
気まずそうにしながらも、変わらない表情で灰崎のノリに合わせていた
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作者名:皿うどん | 作成日時:2022年11月8日 21時