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出てきた2人の姿は、やけに距離が近い気がした。




そして立ち止まった2人は、何かを話してるようだった。


北山先輩は、頭を下げる。



そして、その頭をガヤ先輩が優しく撫でた



そのガヤ先輩の表情は、優しく、そして、何か他の感情も…あるような感じ。









そして、次の瞬間




腕を広げたガヤ先輩の胸の中に、北山先輩は飛び込んだ




肩は微かに震え、ガヤ先輩は背中を落ち着くようにさすってる。






行き過ぎた友情なのかな、と思う反面、むくむくと沸き上がる感情に俺は不信感を確かに抱いている





鼻がツーンと染みて、目を背けたくなっている光景なのに、何故か目を背けられなかった。






離れた北山先輩は、






目からボロボロと涙を零していて。






その涙を優しく拭っているガヤ先輩は、何か一言呟いた。





軽く小突いた北山先輩はどこか微笑んでいて、その姿にも苦しくなる。






自分に対しての嫌悪感が止まらず、項垂れるように頭を下げた。






もう帰ろう





そう思い、顔を上げた瞬間。





がつん、と頭を打たれるような光景に、目が瞬きを忘れた。







北山先輩の顔に、ガヤ先輩の顔が重なっていた。





ここから見て見える景色は、確実に唇を重ねた2人だった。






すぐ唇を離したあと、北山先輩は唖然としていて、ガヤ先輩は嬉しそうに微笑んだ





遠くなる背中に、足が竦む。







目が乾いたからか、それとも違う意味がは分からないけれど、景色はどんどんと滲んでいく。






頭は真っ白になる。





全部がさあっと染まっていく。





二「北、山…先輩っ…?」





零した言葉は、あまりにも無意識かつ、虚しいものだった。

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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです!作者の人物構成がとても面白いですね〜!楽しみに待ってます!応援してます。 (2022年3月13日 10時) (レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです! (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2019年1月5日 18時

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