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あの日のことを思い出して、つい目を背けた俺。
藤ヶ谷先輩と北山先輩の関係を知ってしまった。
それに引いたわけでも、驚いたわけでもなかった。
ただ、ショックだった。
なんで俺がショックを受ける必要がある？
そのときにようやく気づいた
「俺、北山先輩のこと好きなんだ」
1番気づきたくなかったこと
二「はぁ…」
大きくため息をついた
友達「おい、二階堂、はいチーズ！」
友達に小突かれて、視線を写すとスマホの画面に写ってる俺と友達
俺が動くと、画面の俺も動いた。
向けられたカメラに、とっさの笑顔でフォロー。
パシャ、と音がした。
友達「ありがとー」
北「あれ？二階堂？」
後ろから声が聞こえて、つい視線を移した。
北「二階堂！最近全然会わないから心配したよ！」
いつもの笑顔を浮かべてる北山先輩に、余計に胸が苦しくなる
目線を横に移すと
藤「あ、二階堂くん」
そこには北山先輩の、想い人。
俺なんかよりもカッコよくて、可憐で、綺麗な人
藤「あの時はありがとう」
二「いえいえ…」
北「なんだよ、きちっとしちゃってさー」
ぽん、と肩を叩く北山先輩。
二「じ、じゃあ俺教室戻ります！」
友達がちょうどここから離れたので、タイミングを見計らって半歩後ろに下がった。
北「おう、じゃあな！」
二「はい、失礼します」
背中から、藤ヶ谷先輩と北山先輩の話し声が聞こえてきて、余計に胸が熱くなる。
悲しくて、少し嫉妬してて
けどそんな自分がもっと嫌で
二「辛いっすよ、先輩…」
あの日と同じように滲む景色は、いつもよりぼんやりとしていて、いつもより残酷だった。
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです！作者の人物構成がとても面白いですね〜！楽しみに待ってます！応援してます。 (2022年3月13日 10時) (
レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです！ (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです！ (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉森海叶 | 作成日時：2019年1月5日 18時
