・ ページ15
私「あ、あは…」
逃げようと後ろに後退りをしようとしたら、後ろにもファンの人がいて、周りを完全に囲まれた。
パシャパシャパシャと響くカメラのシャッター音。
いつの間にか、通路を封鎖してたみたいで周りの人もなんだなんだと騒ぎ始めている。
周りを見渡しても、カメラ、カメラ、カメラ…!
そんな中、ちらっと視線を移した先に、小さな女の子が見えた。
お母さんらしき人が通路の反対側でその子どもを手招きして呼んでるけど、子供はなかなか進めそうになかった。
子供は人の波に飲まれそうになって、何度も転びそうになっていた。
その子供から目が離せなくなって、じっと見守ってたら、ついに嫌な予感が当たってしまった。
猛烈的なファンに押され、その子はバランスを崩したのだ。
考えるよりも先に、体は動いていた。
私「ちょっとごめんね…!通るよ…!!」
強引にも人波をすり抜けて、その子の元へと行った。
転びそうなその子の体を抱きしめると、お姫様抱っこのかたちで無事キャッチ。
……。
あたりはシーンと静まり返った。
固まる現場に、そのお母さんが寄ってきた。
母「す、すみません、…うちの子が…!」
私「いえいえ、良かったです。傷がつかなくて。」
母「ぜ、ぜひお礼を…」
私「いいんですよ。僕のせいで起こったことですから。…ごめんね?びっくりしたね。」
ぽんぽんとその女の子の頭を撫でた。
女の子「ありがとう。お兄ちゃん。」
私「こちらこそ、ごめんね。」
よしよしと頭を撫でると、その子とお母さんはペコペコ頭を下げながら人並みに消えてった。
?「蒼真…!!」
顔を見上げたら、慌ただしく息を切らしてる皆さん。
またここでも、シャッター音。
玉「ごめん、後ろ見てなくて…!」
私「ううん、大丈夫だよ。」
すると腕を掴まれて、ぐいっと引っ張られた。
北「人混みのないところまで、避難しようぜ…!」
そして皆さんと人混みを走っていった。
319人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
玉森海叶(プロフ) - u/jさん» 本当にごめんなさい!たまたま見返してる時に気づきました、さっき急いで更新したので、見て頂けると幸いです!本当に長らくお待たせしました!リクエスト、満足していただけると嬉しいです、ありがとうございました( . .)" (2019年4月5日 0時) (レス) id: 1baf0db4d6 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - おいしいぐらたんさん» 顔文字上手いですか?ありがとうございます!更新頑張ります(*^^*) (2018年8月21日 0時) (レス) id: 1baf0db4d6 (このIDを非表示/違反報告)
おいしいぐらたん - 作者さん顔文字上手いですねww更新頑張って下さい! (2018年8月21日 0時) (レス) id: 353c1d7c5c (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - u/jさん» リクエスト全然大丈夫です〜〜〜!!リクエストありがとうございます!近いうちにやらせて貰います!ぜひ待っててください!他にも何かリクエストなどありましたらいつでもコメントよろしくお願いします!(*^^*) (2018年6月24日 23時) (レス) id: 1baf0db4d6 (このIDを非表示/違反報告)
u/j(プロフ) - はじめてまして!リクエストいいですか?北山が風邪引いてしまうのがみたいです! (2018年6月24日 22時) (レス) id: ce7fc23ebb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:玉森海叶 | 作成日時:2018年1月30日 13時