お兄ちゃんの代わり。3

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私「は、はぁっ、はぁっ…！」





皆さんの後ろを走って追いかけていたつもりが、男性と女性の体力は大きく違うわけで…








いつの間にか遠くなる皆さんの背中で、いつの間にか人混みに消えていった。







必至に後を追うも、もうその姿は無かった。









汗だくになって、汗を拭ってると、パシャッ！とシャッター音が響いた。









その音で、はっと周りに視線を移した。









周りには、20代30代近い女性の方々。








私の方を向いて、なんかザワザワしてる。









……あ。









今日、蒼真の格好なんだ！！








や、や、やば！！








皆さんと電話を繋ごうと携帯を取り出そうとすると、重大なことを思い出した。








今日の蒼真は、本物の蒼真だ。








スマホは、あのくそ兄貴の元にある…！！









…迷子センターに行けるわけないやろぉ…！！？









戸惑ってると、ぽんぽんと後ろから肩を叩かれた。







女子「あ、あの。そ、そうまくん…ですよね？」






私「あ、はい……」








女子「写真撮ってください！大ファンなんです！！」








私「べ、別に大丈夫…ですけど…」







その言葉に、女性の顔がばっとこちらを向いた。









女子2「わ、わたしも！！」







女子3「いっくん！！私と撮って〜！！」







女子4「ち、ちょっ！押さないで〜！」






どどどどどっと足音で溢れかえった。






…コレハ、コレハ…！








大変なことになりました…！！

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