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北山side
パタッと閉じられたクローゼット。
…暗っ、狭っ
藤「あ、ワタからLINE来てる」
横『もう出発していい?』
藤『おう、どうぞ』
横『じゃ、スタート。』
ほら、なんて見せられたスマホ。
横尾さん、素っ気ないなー…
制限時間は10分、見つかったら横尾さんのお給料が上がり、見つかった場合…まぁ、藤ヶ谷のテンションが落ちる…かな
藤「北山、狭いね」
ちらっと目を向けられて、暗くてよく見えない世界で藤ヶ谷と目があった。
藤「やばい、こんなワクワク初めて…!」
えへへ、って笑ってる藤ヶ谷。
藤ヶ谷の匂いがクローゼットにいっぱいになった。
深呼吸…深呼吸…
北「スゥー、ハァー」
凄くいい匂い。
なんだろ、この…いい匂いで、でもキツすぎなくて、甘くも無くて、ガツンとも来なくて…
超好きな香り。
藤「北山、眠いの?」
北「え?」
藤「いや、深呼吸してるからさ。あ、苦しい?」
北「ううん、違う。」
藤ヶ谷の匂い嗅いでたなんて言えるわけないやん!
藤「無理しないでね?なんかあったら言うんだよ…?」
北「おう、分かってるっt」
最後の1文字が出ようとした時、藤ヶ谷は突然人差し指を俺の唇に当てた。
じーんと伝わる唇からの熱に、顔が真っ赤になっていく感覚がした。
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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時