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北山side





藤ヶ谷は、部屋を開けた途端目を大きく見開かせた。





俺も少し気になって、藤ヶ谷の背後に立って背伸びをしてのぞき込んだ。






藤「…寝、てる?」







すぅすぅと寝ている…横尾、さんだっけ…?







藤「…ふふ」






藤ヶ谷は、足音を立てずに部屋に入ると、布団を取って戻ってきた。







そして、横尾さんに布団をかけた。







北「なんか、愛くるしいね。」








藤「へへ、いつも真面目だから。」








横尾さんを挟んで、目がパッチリと合う。








たまにグッとくるこの気持ちは、なんだろう。








藤「よし、じゃあ、何かやりたいこととかある?」







北「や、やりたいこと…」








昨日一晩中時間はあったのに…









んーと









早く答えないと…









え、えーと…









北「…かくれんぼ」








ぼそっと出た一言に、自分でもハッとする。








北「あ、っ、いや…別に…全然」






藤「いいね!久々にやってみようよ、かくれんぼ!」







ふわっとしてるその笑顔を見る度に胸が何度も締め付けられた。








横「…ん、…あれ…っあ!!」









ばっと起き上がった横尾さん









横「ごめん、太輔!つい…」








藤「んーん、ぜぇんぜん。」








横「何お前その顔。…あ、いらっしゃい。ごめん、寝ちゃってて。」








北「い、いえいえ!」







藤「俺たち、これからかくれんぼやるの!」









横尾さんの背中で、藤ヶ谷の顔は見えないが、声からして満更でも無さそうだ。









横「そ、そうなんだ…へぇ…」








か、完全に引かれてる…








藤「ワタ、鬼やって!!」








横「え、お、俺?!」








藤「おーねーがーい!!」









横「えぇ、けどダルいしこれから予定が…」









藤「やってくれたら給料アップ。」







横「是非ともやらせて頂きます」








切り替えはやっ!そして、横尾さんの顔!!








藤「た、だ、し!おれたちを20分以内に見つけられたらだよ!!」








横「OK、乗った!」








これは、手加減すべきなのか、しないべきなのか…







藤「北山、おれ、取っておきの場所あるから、一緒に隠れよ!!」







これは、藤ヶ谷に任せるしかなさそうです…

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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時

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