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横尾side
ドアが開く音で、一瞬に脳が覚めた。
この時間はメイドさんや、仕事の急用で誰かが来るくらいだ。
けれど、ノックもしないしドアの開け方も雑だ。
今、俺の後ろにいるのは…
藤「ワター!起きてたんだ!」
予想的中。
俺は、ノートを閉じて、奥の方にグイグイと押し込んだ。
そして、太輔の方を向いた。
横「おはよ。せめて、ノックぐらいはしよっか?」
藤「おはよ!」
…俺の話はスルーかーい。
藤「今日ね、北山さんくるの!早く起きちゃった!(´>∀<`)ゝ」
え、色々聞いてないんだけど…
横「…お父様に許可は?」
藤「……あ」
藤「別にいいんじゃない?気づかれないだろうし、俺は別に従わないもん。」
ふーんってそっぽをむかれて、ヤレヤレとため息をついた。
横「掃除、片付け、それから昼メシ作り!全部自分でやるのね?」
藤「……え、なんでよぉ、ワタぁ、手伝ってよぉ……」
いつまでも太輔に振り回されてたらダメダメ。
いつかは自立するんだから…!
横「しかも今日は忙しいし!」
話を少し盛ったけど、ま、いいだろう。
あの太輔ならば、今すぐ観念して出ていくだろう…!
藤「えー、どんな仕事?」
横「…」
ホントは、今日は休みの日だ。
休みと言っても、太輔のお世話は変わらないのだけど。
横「そ、っ!そうだ!今日は、研修会だ!」
アハハ、なんて苦笑いをしたら、太輔の目が俺の目をキャッチした。
藤「さっきシフト見てきたけど。今日は休日、って書いてあったよ?」
横「Σ:(;゙゚'ω゚'):ギクッ」
藤「さぁ、ワタ!一緒にやってもらおう!」
しばらくの間は、太輔の悪知恵が俺を振り回しそうです…
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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時