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横尾side
『ピピピピッ…ピピp』
横「ん…」
目覚まし時計を、手探りで探して力まかせにポンと叩いた。
只今の時刻、4:30。
横「んー…」
大きく伸びをして、体を反らす。
お気に入りのメガネをかけて、深夜と朝の堺に仕事を始める。
まだ空は真っ暗だけど…
ベッドから起き上がって、勉強椅子に腰掛ける。
ノートを取り出すと、ぱらりとページをめくる。
『朝 快調 今朝はすごくすっきりとしていた
昼 不機嫌 お父様との交流があったようだ
夜 眠気 勉強に励んだようで、眠気に襲われている』
太輔ノート。
いつか、何かの役に立てばと思ってこのノートをつけ続けて五年は経った。
勿論、本人には話したことがない。
自分で思うけど、こんなの付けられてたと思ったら、気味が悪い。
だから、これは自分だけのノート。
横「懐かしい……」
『朝 元気 朝から元気。何かと思えば、今日は雪が降るらしい。
昼 寝る 騒ぎすぎた結果、ベッドで寝た。
夜 後悔 結局、昼の間に雪は溶け、太輔の目が覚めた時には雪がなかったため、太輔は後悔。』
横「ぷぷっ(笑)」
これは、太輔がまだ青春真っ盛りの時か…
この時からつけ始めたけど、最初はただ娯楽のようなものだった。
今では、大切な日課だ。
パラリパラリと、思い出を遡る。
ちらっと目を時計に移せば、もう5時10分。
横「っあ!やっば…!」
少し、夢中になり過ぎたようだ…
ノートを閉じて、しまおうとした瞬間、勢いよく扉が開いた。
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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時