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藤ヶ谷side



藤「フンフフン♪フフフフンフフン♪」




横「ほんっと好きだよね〜その曲。」




呆れ顔で言われるのも当然。





散歩に出るたびに、この歌を、鼻歌で歌う。






藤「何か、このメロディーが好きなんだよね。」






横「はいはい、そーですか。毎日、同じ事言われてるんで、飽きましたよ。」






でも俺は、飽きたことがこれっぽっちもない。自分でも、不思議なくらい。






周りを見渡しながら、ワタと気まぐれに散歩。




狭苦しい家よりも、こっちの方が、のびのび出来て、好き。






藤「ん?なにここ?」





ぐるりと辺りを見渡してると、男心をくすぐられる、スポットを見つけた。






木陰ばかりで薄暗い場所。でも、公園と書かれている。






横「そこ、やめといたほうがいいよ?」






藤「え、なんでよ〜。」






そう言われると、逆に行きたくなっちゃうじゃん!






唇を突き出して、ワタを軽く見つめた。






横「あそこ、ホームレスが沢山いるらしいから。」






ホームレス…






世間的には、“正反対”なんて、言われる存在。







でも、俺はその人たちの気持ちがわかる気がする。





藤「行ってみたい!」





横「はぁ?何言ってるの?!ダメに決まってるでしょ?!」





ちぇ。さすが、お母さん…





でも、一応これでも俺の生活サポートとして、雇ったんだからな?!




雇ったのに、いつでもあれもダメ!これダメ!って…







でも、何故かクビにする気はない。






藤「お願い!お願いだってば〜!!」







ダメってそこまで言われたら、行かせてもらうしかないもんね!






横「ダメ!」





ちぇ。こうなったら…





藤「もう、ワタなんて知らない!ひとりで行くもんね!」






ふふーん。ワタのバーカ。




どうすればOK出してくれるか、俺知ってるもんね!





横「し、しょうがないなぁ。ちょっとだけだぞ?」







そう。生活サポートは、必ず主人に付いていくことを、ルールとする。






これで、俺ひとりで行かせたら、クビだからね〜(´罒`)






はぁ、何かワクワクしてきた!






横「気をつけていくよ?変な人居たら、すぐ帰るよ?」







藤「分かってるって〜」







めっちゃ楽しみ!!潜入みたいじゃん!






横「はぁ、ほんっとに…」

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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時

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