光と闇 Ｆ×Ｋ

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藤ヶ谷side


？「太輔さん…起きてください」



なに…？ワタ…？





俺の背中を叩く手は、すごく暖かくて、何かちっちゃかった。





藤「……ん…ワタ…？」





俺がそう振り向くと、昨日の美青年が俺を起こしていた。





藤「……え…っと…きた…きたあま…さん？」





北「きたあま？？きたやま…です…」





北山…さん…





藤「北山…さん……あ！！あの…」





俺はすぐさま起き上がると、そのまま土下座をした。





キモチワルイなんて言われたくないもん…！！






藤「…き、昨日…酔っ払ってて…勝手に連れて帰って…ごめんなさい！」






ぺこりと深く頭を下げると、





北「いえいえ。こちらこそ。」






なんて、笑われた。






横「ほら、太輔。北山さんの仲間が心配してると思うから…送っていったら？」






あ、そっかそっか…






藤「うん、分かった！」






横「ほら、洋服。」






準備してくれていたであろう洋服を、ぼさっと投げられた。






そしてオレは、普通にその場で脱ぎ始める。






北「…あ、あの……おれ…あっち向いてた方がいい…ﾃﾞｽｶ…」





藤「え、別に大丈夫だけど…」






……ん？なんて、顔を傾けるとワタが呆れ顔で






横「鈍感バカ。人の目くらい気にしなさい。」






北山さんごめんね。なんて呼びかけてるワタ。







北山さんは、俺に背を向けた。






俺は、頭がハテナになりつつも、着替え始めた。

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