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藤ヶ谷side


藤「ん、、、」




あ、ぁれ?





あの後、俺寝てたんだ…





藤「ワ、タ…ワタ」




ワタ、起こしてーって呼ぼうと思っても、うんともすんとも帰ってこない。








むぅ…





ゆっくりと俺は身体を起き上がらせ、ベッドの頭の仕切りの部分に、身を委ねた。





あれ。






ワタ、座ってるイスからベッドに頭を乗せて、寝てるじゃん。






そう言えば、ワタの寝顔見たことないかも。





いつも目はぱっちりだし。





変に真面目だし。






ワタ、寝顔かわいー。




寝てる時は俺にキチキチ言わないし。





こう見ると、めっちゃキレーなオトナな男性…






なんとなく、起こすのも可哀想に思えてきて、俺はそろりとベッドから起きて、立ち上がった。






あー…よく寝た…






んーって、大きく背伸びをしたら、時計が目に入る。






“15時”





なんて、刻まれている時計が信じ難くて、もっかい目をこする。






藤「や、ヤバい!!」





もう、家庭教師の人来るじゃん!!






さっきまでワタを起こそうとしなかった脳が、起こせ!と訴え始める。





藤「ワタ!ワタ!時間ヤバイ!!起きてー!!!!」






思いっきり肩を揺すると、すぐにばっとワタは起き上がった。






ワタは起き上がるとすぐに、時計へと目を移し、立ち上がった。



横「やっべえ…俺としたことがッ!!」






藤「あ!っちょっ…」






ワタは、俺よりも早く部屋を飛び出してどこかへ行ってしまった。







レシピ本、忘れてるのに…






ま、後で渡せばいいか。







藤「ヤバイヤバイ…」






早く着替えなきゃ!後、寝癖も直さなきゃ!





急げ急げ!





クローゼットを開けると、テキトウに服とズボンを引っ張り出して、パジャマを脱ぎ始めた。





やっと、全部脱ぎ終わって、パンイチになった俺に、こんこん、と、ノックの最悪の音が聞こえた。





?「藤ヶ谷様、入りますよー?」





藤「わ、っちょっと……」





?「入りまーす。」






『ガチャリ…』







パチッと一瞬目があって、相手は俺をじっと見つめた。そして、状況を理解すると、ハッとしたように扉を閉めた。




?「ごめんなさいっ!」



『ガチャンッ!!』






ぅ、ぁ…






恥ずっ!






?「ふ、ッ藤ヶ谷様!すみませんでした!」







ドア越しでそう謝られていて、







藤「う、うん…」






と、なんとなく返した。

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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時

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