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横尾side
太輔は、俺が高校生の時に入った生活サポートの、バイトの相手だった。
そもそも、バイトを着けるのもオカシイ話だ。
けれど、お父様や、太輔の___様も、ちゃんとしたメイドさん、パートナーさん、サポートさんがいた。
最初の方は、太輔は俺を相手にもしてくれて無かった。
太輔くん。って呼んでも何も帰ってこなかった。
俺は、そんな中太輔のお父様のパートナーさんから、ある噂を聞いた。
“太輔くんは、将来有望じゃないんだって。”
そうとは思えない。
寂しそうな目の奥が、知りたかった。
だから、俺はある日思い切って聞いてみたんだ。
横『太輔くんは、自分のこと好き?』
そう聞いたら、しばらくしてちっちゃな声で返事か帰ってきたんだ。
藤『キライ。』
グサッと刺さる言葉に、俺も何も言い出せなかった。
そんな中、太輔はまた、ポツリポツリと話し始めていた。
藤『色んな人から、見捨てられたんだ。』
藤『俺なんか、誰も愛してない。』
うずくまって、顔を隠してそう言った。
声はかすかに震えていて、鼻をすする音も聞こえた。
太輔くんの闇を知ってから、俺は太輔に少しずつ近づきたくなっていた。
横『太輔くん。』
藤『なに。』
横『だったら……』
俺はこの言葉がきっかけで、今があって、今の太輔があるんだ。
横『俺が、太輔くんを一番に愛してあげる。』
この言葉が、2人のぎこちなさとか、壁が溶けた瞬間、だった。
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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時