光と闇 Ｆ×Ｋ

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北山side



ずっとソワソワしている人と、なんか、ワクワクしてる人。




なんだよ。カップルみたいなヤツら。






しかも、男同志とか…






こういうのは、無反応が一番相応しい。






そう思いながら、下を向いていた。







あー、くらくらする。





酒なんて強くないのに、なんか今日は佐藤さんから貰って飲んじゃった。






はぁ、くらっくら…






『ｻﾞｸ､ｻﾞｸ…』






落ち葉を踏む音が、だんだんと俺に近づいていることに気がついた。







顔を見あげると、一人の男が俺の方へと来ていた。






茶髪と黒の、ちょうどいいラインを攻めた髪色。




モデルのような顔立ち。





ニコニコとした、王子のオーラ。





その人は、段々とベンチに座る俺に距離を詰めていた。







その後ろには、あたふたとした男の人も居た。






なんだよ。殺りあおうってか？







最近のDQNは、怖いわー







酔ってるけど、それなりになら…







なんて思ってたら、突然その人はオレの座るベンチの前で、しゃがみこんだ。

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