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藤ヶ谷side
藤「あ”ぁ”ー!おわったー!!!」
時刻はもう20時を回っていて、21時に差し掛かろうとしていた。
千「藤ヶ谷様、ペースが良かったですよ!」
藤「ありがとうございます…」
はぁー。これから会いに行くのか……。
ま、いっか。
千「では!失礼しますね!」
藤「あ、待って千賀さん。」
藤「途中まで見送らせてくれませんか。」
こんな事、人に言ったの初めてだ。
千「あ、っ…はい!!」
ニコッと笑った千賀からは、真っ白な歯が覗いていた。
メイド「行ってらっしゃいませ!藤ヶ谷様!」
メイド「横尾さんは、いらっしゃらないんですか?」
藤「はい……」
どうも、ワタ以外は慣れない。
俺専属のやつじゃないと、本音で接することが出来ない。
お父様を中心とするこの館は、出られない檻のようなもの。
檻の中で、お父様の悪口を言おうものなら…
けれど、俺専属はどこからか安心感が湧き出る。
だから、ワタも千賀さんも、何故か普通に接することができる。
『お父様の味方』のプレートを吊り下げてるものに、全員信用という思いがでてこない。
千「寒いですね。藤ヶ谷様。」
藤「ですね。」
マフラーを首に巻いて、白い息が寒さをもっと醸し出す。
あの人、寒がってないかな。大丈夫かな。
千「藤ヶ谷様、あの……」
藤「ん?」
千賀は、俺の顔を見ていった。
千「横尾さんが、心配なされませんか?」
ワタ…?
藤「やばい…けど、大丈夫です。」
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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時