お兄ちゃんの代わり。2

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二人の姿を見ていた私に、ポンポン、と肩を叩かれる。



ふと後ろを振り向くと、そこには元気ハツラツとした二階堂さんと千賀さん。





何かを言いたげにこちらを見つめていた。





二「ねぇ、蒼真！ 」





私「な、何？」





どこはかとなく嫌な予感がする。




この顔は、きっとそうだ。





なかなか言い出しそうにない2人を置いて、ちらっとまた玉森さんの方を見た。




藤ヶ谷さんはムーっとした顔で宮田さんを見つめている。




その藤ヶ谷さんの視線の先の宮田さんは、玉森さんに夢中。





その光景に、少し、笑いの声がもれる。





そんな私を見ていたのは、お隣の…




北「蒼真〜？」





北山さん。





私「ひ、ひゃいっ！」





突然話しかけられて、肩がびくついた。





北「ﾌﾟﾌｯw」






笑う北山さんに、顔の温度が急上昇。






私「…(///_///)」





は、はず…






二「ｱｯﾊｯﾊw蒼真、ひゃいっ！って言ったwww」





千「やっべー、おもしろっw」







む、むぅ…(*`н´*)





みんなにむっとした顔で見せても、1ミリも反応がない。






むしろ…






千「うわ！蒼真のその顔なんか新鮮で可愛いんですけどwww」

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