episode2 ページ4
「助けて……ほしい…………の?」
そして少年は聞き返す
助けて……それすなわち何かから逃げたいという意味
そこまで少年が考えてるとは思わないが……
そして女の子が一言
「はい」
すると少年はわかったと言い女の子の元に駆け寄る
そして……女の子を横抱きにし
「ちょっとごめんね」
と言うと突然飛び始めた
それに女の子は驚いた
そしてこれから起こるであろう衝撃に耐えた
タン
思ったよりも衝撃が来なかったことに女の子は驚いた
それにしても早い……
瞬間移動でもしたのかなんて思うほどの早さだった
実際、瞬間移動をした訳では無いけれど
「ごめんね……?びっくりしたよね……」
そう怯えたように言う少年
しかし女の子は
「大丈夫です。私は平気ですから」
そう答える
「ありがとう」
感情はあまり表には出ないのだろうか
薄らとにへらと笑う
そして女の子も明らかに作り笑いとわかるほどの作り笑い
それに少年は怒る……と思いきやなんとも思っていないようだ
こちらもにへらと薄ら笑う
少しの間のほんわかとした空気
少し……辛い
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作者名:秋宮 鈴歌 | 作成日時:2016年12月1日 19時