猿芝居 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:2,199 hit

+～魔法ページ4

合理的に判断することが多く、隙がない人物。しかし決して情がない訳ではなく、部下たちに対してや、同盟相手のドゥオデキム、イスカリオテ全体に仲間意識のようなものは持ち合わせている。それは目で見えるものではないが。実際、立場が立場であるためにガードは硬いが、信頼できると判断した者の前では食えない態度もなりを潜め、雑な口調になったりもする。本来の彼は大声を上げて笑うタイプではないし、ぺらぺらと口を開くタイプでもないようだ。

気は長く、我慢強い方。急いては事を仕損じるを胸に、虎視眈々と絶好の機会と上層部の足元を狙っている。何時か必ずやってくる〝その瞬間〟のため、数十年間準備をし続けている。

【能力値】
魔力量…A
スピード…C
パワー…A
耐久力…A
魔力耐性…B

他のステータスに比べ、スピードはごく平均的。
これは、本人曰く「速くある必要がないため」らしい。

【魔法】

「幻の巷(まぼろしのちまた)」

対象に幻覚を見せる。

使用者が具体的に「これをこう見せたい」と思えばその通りにして部分的に騙すこともできるし、「なんでもいいから錯乱させたい」という抽象的な意思を持てば、ランダムで対象の目に映る世界を愉快なものに変えることができる。前者の例は「葉っぱ→お金」であり、後者は「自分に大量の羊が遅いかかってくる」など。ただ、使用者側は相手に見えている幻覚を確認できないので注意が必要。例で言うと、相手がただの葉っぱを大事そうにスーツケースにしまい大真面目に抱える姿を、笑わずに見ていなければいけないということである。騙すという目的のためにこの魔法を使用するならば、中々の演技力が必要かもしれない。
また、後者の応用として相手の脳や精神に干渉し、使用者の知らない対象のトラウマを再現することも可能。幸せな記憶もまた然り。凡庸性は高い。
そして当然と言えば当然だが、前者よりも後者の方が魔力の消耗は断然多い。使用時間にもよるが、対象が少なく小さく範囲が狭ければ消耗は少ないし、多く大きく広ければ増える。