プロローグ ページ1
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「私が死ぬ時は公平に殺されて死にたいな」
おれと彼女しか居ない教室。
突然、物騒な発言をする彼女におれは顔を顰めた。
「おれは別に人を殺す趣味なんかないからな」
「まあまあ公平くんよ。話はちゃんと最後まで聞きなさいよ」
そう言って彼女は書いていた日誌のところに黒のコートを着た兎らしき動物と狐らしき動物を描き出した。相変わらず絵下手だな。
「次の遠征先でトリオン体が破壊されたらベイルアウト出来ない場所に居たら私達は生身になる。そうなると私達が死ぬ確率なんて高いでしょ」
「狙われたらそりゃあ死ぬだろ」
「だったら私は好きな人に殺されて死にたい」
兎らしき動物に狐らしき動物が放った四角の物体が当たられていた。
「この兎と狐っておれとA?」
「ピンポーンピンポーン!正解でーす」
パチパチと子供みたいに拍手するAにおれは呆れながら頬杖を突く。
「だったら次の遠征でAが殺されかけたらおれがお望み通りに蜂の巣にしてやるよ」
そう伝えると彼女は「ありがとう」と言って笑うだけであった。
あぁ、ほんとお前は変な奴だよな。
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〜設定〜
「天才Aちゃんの出番だね」
朔間 A
・太刀川隊
・163cm
・高校二年生
・父、母、兄
・現役モデル
・出水公平の彼女
容姿
ブラウン色のロングヘアーに翡翠色と赤色のオッドアイが特徴的。このオッドアイはサイドエフェクトが影響している。
SE:強化集中力
人の集中力が最も高いのが十五分と云われているが、このサイドエフェクトでは三十分まで保つことができる。
その他諸々は本編で公開。
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美桜琉(プロフ) - とても面白いです!更新待ってます!頑張って下さい! (2019年11月7日 20時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルハル | 作成日時:2018年10月31日 2時