回想2：使い魔召喚の儀(教師ver) ページ12
教師「只今より使い魔召喚の儀を行う」
「…」
1列に並ばされ、先生の紋が使われている羊皮紙を受け取る私たち。昨日悪魔学校バビルスに入学した1年生だ。
偶然、同じ学校になったシチロウは、今私の隣で物凄い勢いでソワソワしていた
ｼﾁﾛｳ「召喚かぁ…生物には興味あるけど、ちゃんと召喚できるか不安だなぁ…」
「……別に適当でいいんじゃないか？」
ｼﾁﾛｳ「だめだよ！まったく、いつもAちゃんは適当って言葉使うんだから。ランクに関係するんだよ？」
「ランクねぇ。」
私には正直どうでもいい。そもそも魔界で生きていく術すらようやく身につけたばかりだというのに。
そんな他愛ない話を繰り広げている間にも、1人また1人と進んでいく列
その順番は、もう目前まで来ていた
教師「次！ナベリウス！！」
ｶﾙｴｺﾞ「……はい」
シチロウの1つ前の黒がかった紫髪の少年が、人差し指の腹を噛みちぎり、手順通りに淡々とこなしていく。
その瞬間
グルルルルル……！！！！
ｼﾁﾛｳ「えっ」
煙が、どこかへ………
教師「なっ…」
ｶﾙｴｺﾞ「…ケルベリオン」
ｼﾁﾛｳ「あの犬が…煙を…吹き飛ばした………？？？」
ｶﾙｴｺﾞ「ケルベリオンが怖がらせて逃げてしまったようです。俺に使い魔は必要ない、と」
教師「こ、こんなことが……ま、まあいい。次！」
ｼﾁﾛｳ「す、すごいよAちゃん、こんな光景見たことない…………Aちゃん？」
あの犬…………もしかして
「…カルエゴ？」
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えんさん(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこ様、コメントありがとうございます！80.5話は私もお気に入りの回なので、喜んでいただけて嬉しいです☺︎ 今後もよろしくお願い致します！ (2022年8月2日 12時) (
レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 80．5話最高(遺言) (2022年8月2日 11時) (レス) @page50 id: 3717c310ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんさん | 作成日時：2022年7月11日 23時
