第50話:飛行レース、スタート! ページ11
カルエゴ「只今より、飛行レースを開始する」
カルエゴ「用意、スタート」
サブロ「ふははははは!!」
バサバサッ!!!!と全員が同時に飛び立つ中、入間だけがその風圧に負けてごろごろと転がっていく
その先は断崖絶壁の———
危ない…!!
「いるっ………」
あ、何とか持ちこたえたか
イルマ「セーフ………」
「ふう…よかっ……」
あれ、カルエゴ…
入間に近づいてなにを———
ドンッ
カルエゴ「早く行け」
イルマ「えっ、あっ、うわわ…!!ええええええ!!!!」
や、やりやがった…!!!
いやカルエゴ知らないからしょうがないけど!!!!
ってそんなこと言ってる場合ではない!!!!
「
慌てて中指を爪で切り裂き、溢れだしてきた血を入間の元へ向かわせる
グルグルと渦を描いて向かう鮮血は、段々と魔獣の姿へ変貌を遂げて行った
……これで間に合うといいが
カルエゴ「おい!何をしている」
カルエゴが額に青筋を浮かべてずんずんとこちらへ戻ってきた
これだけ大技出せばバレるのも仕方ないか
「最後尾の入間のところに魔獣を向かわせただけだよ。そうしとけば誰が最下位か分かるでしょ」
カルエゴ「……お前」
いつの間に魔獣を…と言いかけて口を噤んだカルエゴ
私の魔力なら朝飯前です。生きた魔獣を錬成するのは
「よし、行こうか」
カルエゴ「………ああ」
まあ、土くれ人形みたいに攻撃されると消えちゃうんだけど。
何はともあれ、これで入間は死にはしないだろう。と思いたい
「はぁ…よかった」
カルエゴ「何も良くないだろう、また無駄に血創術を使いおって…」
エレベーターの中でブツブツと文句をつぶやくカルエゴ。
俺の魔力で作った小魔使いで良かっただろ、と
それじゃ入間は助からん。って言えないのが面倒だけど。
ウィーーン
もう着いたのか。さすが早い。
「いいじゃんか。とりあえずみんなの様子を確認しよう。ほら、魔茶」
カルエゴ「ん」
ポチッ
モニターの電源をつけると同時に、その上でギャースと鳴くカルエゴの小魔使い
「……」
うん、やっぱりこれじゃ助からんよ
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えんさん(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこ様、コメントありがとうございます!80.5話は私もお気に入りの回なので、喜んでいただけて嬉しいです☺︎ 今後もよろしくお願い致します! (2022年8月2日 12時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 80.5話最高(遺言) (2022年8月2日 11時) (レス) @page50 id: 3717c310ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えんさん | 作成日時:2022年7月11日 23時