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とりあえず,素振りせずに見学するか


というか,駄目駄目じゃん...

なんだこいつら,実際に戦闘授業とかしてないのか? 怖がってばっかでまともに闘えてないし...


優「 大して速くないな こりゃ,楽勝だ 」

君「 とっとと倒して,評価点を上げる 」


余裕そうなのは,優とピンク頭だけか...
でもあいつらは...


優「 てめぇ!どこの人形狙ってんだ!ふざけてんのか!!」

君「 お前こそ!ふざけんな!!」


...組み合わせ最悪だからな〜
多分,個々の能力は高い方だと思う

けど,あの二人だと協力してッていうのが無理だろうなあ...



_ゴンッ



優,君「 ぎゃあぁぁっ!」


あ,殴られた


小「 百夜・君月ペア,マイナス10点...ッと 」


減点されてるじゃん...



「 訓練中失礼します!君月君はここにいますか?!」

君「 ...?」

『 なんだ?』

「 至急,治療室へ!貴方の妹が...君月未来さんが危篤だそうです!」

優,君「 ッ?!」

『 ...妹?』


あいつ,妹いるのか...
というか危篤ッてやばいじゃん


君「 ...大丈夫だ,目の前の人形に集中しろ 」

優「 ンな場合じゃねえだろ!今,お前の妹が危篤って...?!」

君「 黙れ!俺はここで成績を出さなきゃいけねぇんだ!さっさとあの人形を壊すんだよ!」


あいつ,何言ってんだ...
家族が危ないんだろ?なら,行けよ



__ゴッ



優も俺と同じ気持ちだったのか
君月を殴った


優「 馬鹿かお前は!評価とか成績とかどうでもいいんだよ!てめぇの家族が危ないんだぞ! 家族は,死んだらもう.... 」

『 優... 』

優「 家族は,死んだらもう...二度と会えないんだぞ! 」


優の言葉は,君月に訴えると同時に,自分に言い聞かせているようにも聞こえた

あの後,優が連絡官に治療室の場所を聞き,君月と向かっていった

俺も先生に許可をもらい着いていった
ただ,中に入らせてもらえなかったから,一人で部屋の外で待っていた





暫くして,優と君月が部屋から出てきた


『 どうだった?』

君「 ...今回は危機を脱した だから大丈夫だ 」

『 なら良かったな 優も言ってたけど,家族のことは大事にしろよ... 』

君「 ...なんなんだよお前らは 」

優「 ? 良かったじゃん,助かったんだぞ?」

君「 お前のせいで評価が下がった 俺は月鬼ノ組に入れない そしたらもう,妹は助からない 」

優「 ...何言ってんだお前 妹の命をあっさり諦めてんじゃねぇよ 」

君「 ッ...?!」


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百夜(プロフ) - でくのぼうさん» コメントありがとうございます!すみません,気づくのが遅くなり返信も遅くなってしまいますした!これからも,ぜひ楽しみながら読んでくださいね〜! (2018年11月15日 8時) (レス) id: f34efa6a3e (このIDを非表示/違反報告)
でくのぼう(プロフ) - 終わセラの小説あんまり無いから嬉しいです!面白くて主人公好きです!! (2018年10月30日 18時) (レス) id: 241dcc1151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨寧 x他1人 | 作成日時:2018年10月13日 20時

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