普通になりたいだけなんです!!2章【ワンパンマン】

日常 47 ページ21

貴「あ!ここです!アトミックさん!」


何やかんやあったけど無事にマンションに着くことが出来た…よかったー



ア「ここか…」


そこそこ階の高い所にあるから沢山買い物した時は大変


貴「何も無いですけど…あがってください!」


ア「!」


アトミックさんにとってなんにも無くて面白くない部屋だと思うけどお礼ぐらいはしたい


ア「イヤ…その…な?」


歯切れが悪い言い方をするアトミックさん。やっぱり嫌ですよね?


貴「ごめんなさい！…嫌ですよね」


ア「!?そうじゃなくて…」


アトミックさんのことを見ると少し頬を赤くしている。


ア「嬢ちゃんは俺以外に部屋に"男"入れたことあるのか?」


貴「?…ないですよ？」


どうして今、そんなことを聞くのだろうか？…アトミックさんは私の初めてですよ？



ア「ﾊｧ…いいのか？俺が入っても？」


貴「!もちろんです!」


アトミックさんは何か言おうとしたけど、何も言わなかった…何だったのかな？


ア「お邪魔します」



貴「ｱﾊﾊ、そんな堅苦しくなくて大丈夫ですよ」



靴を脱いでアトミックさんに持って頂いた荷物を床に置いてお茶の準備をした


貴「すいません。狭くて」


ア「狭かねぇよ…ありがとう」


湯呑みにお茶を入れて温泉旅行で買った温泉まんじゅうをお茶菓子としてアトミックさんにお出しした



貴「こんなものしかありませんが…」


ア「いいのか？」


温泉まんじゅう片手にこっちをジーッと見てくるアトミックさん。可愛い…



貴「沢山食べてください」ｸｽｯ


ア「!…いただきます」ﾊﾟｸｯ


温泉まんじゅうを美味しそうにパクッと頬張るアトミックさん。可愛いです…


貴「ﾌﾌｯ」


ネコのマグカップを片手にアトミックさんを見て微笑む私



ア「?…どうした？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


モグモグと一生懸命温泉まんじゅうを頬張るアトミックさん


貴「可愛いなーって…思っただけですよ」ｸｽｸｽ

日常 48→←日常 46

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す