普通になりたいだけなんです!!2章【ワンパンマン】 (ページ13)

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日常 39 ページ13

サ「おーい、A」

貴「サイタマさん」

ヒーロースーツじゃなくてラフな格好をして片手にはバナナが入ったコンビニ袋を持っていた

サ「あ、おっさん」

ア「っ…おっさんじゃねぇ」

また、サイタマさんがアトミックさんのことをおっさんと言っている…アトミックさんはおじさんじゃないですからね

貴「サイタマさん、失礼ですよ」

サ「へーい」

サイタマさんもパイプ椅子を出して腰掛けた。私にコンビニ袋からバナナを取り出して私の前に出してくれた

貴「ありがとうございます」

サ「ん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

サイタマさんもバナナをモグモグと食べている。貴方も食べるんですね

サ「食うか？」

ア「俺はいい」

アトミックさんにもバナナを差し出したが断られてしまった

サ「誰にやられたんだ？」

貴「!…え」

サイタマさんが私の怪我を見て誰にやられたんだと聞いてきた。えーっと…言っちゃったら絶対にまずいです…

ア「嬢ちゃん、誰なんだ?」

貴「えーっと…その…覚えてないんです」

ガロウ君に何かあったら嫌だからな…アトミックさんサイタマさん、ごめんなさい…

サ「覚えてない?」

貴「はい、一瞬だったので」

ア「そうか…怖い思いさせてごめんな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

アトミックさんが頭をナデナデと撫でてくれた。ｴﾍﾍ…コレ好きです

サ「無免ライダーのやつは、確か…"ヒーロー狩りガロウ"?って奴だったぞ？」

貴「!?!…ガロウ」

今さっきまで、ここにいた人なんですけどね!!そんなことで口が裂けても言えません!

貴「ごめんなさい、分かりません」

サ「んな気にすんな、退院したらジェノスが美味いもん作るって」

ジェノスくんは料理が上手でサイタマさんのお家にお邪魔する時はご馳走になっている

貴「楽しみにしてます」

サ「じゃーな」

そう言うとサイタマさんは帰って行った。早く退院してジェノスくんの料理食べたい

ア「嬢ちゃん」

貴「はい？何ですか？アトミックさん」

改まった態度でアトミックさんが私の名前を聞いてきた。どうしましたか？

ア「…名前で呼んでもいいか?」

貴「?!」

いつも私のことを"嬢ちゃん"と呼んでくれるアトミックさんが私のことを名前で呼んでくれると言ってくれた

ア「嫌ならいいんだ!イキナリ名前呼びなんてな…」

貴「い、いえ!嫌なわけありません!」

ア「…そうか////」