異端の天才攻略記【イデア・シュラウド】

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ﾄﾚ「お帰り。ずいぶんとたくさん拾えたな」

ﾕｳ「A先輩も手伝ってくれたんです」

ﾄﾚ「A…？」

『トレイくん達がタルト作るって聞いて』



1年生の後ろに居たのでひょいと顔を出す



ﾄﾚ「驚いたな、頼もしい助っ人を見つけたもんだ」

ｴｰｽ「ほんと助かった〜魔法でぽぽぽんってカゴに入れてくれてさ〜」

ﾃﾞｭ「ありがとうございます！かっこよかったです！」

『え、そんな…大したこと…』



急に褒められては返す言葉が無くなる



ﾄﾚ「ははっ、じゃあこのままタルト作るのも手伝ってくれ」

『えっ』

ﾄﾚ「どうせ話は全部聞いてるんだろ、可愛い後輩のためだ」

『そういう言い方はズルい！』



断れないって分かって言ってくるんだ
抜け目のない男め！

ｳﾞｰｯ＿＿ｳﾞｰｯ＿＿＿

突然私のスマホが鳴る
イデアからだ、電話なんて珍しい



『ご、ごめんちょっと電話！』

．．．


『もしもし？』

ｲﾃﾞ(ちょっとA今どこにいるの？今日オルトのアプデ手伝ってって言った筈なんだけど)



…やばい。本当にやばい。
確かに昨日の夜言われてたことだ



『……忘れてました、すぐ帰る』

ｲﾃﾞ(だと思った。早めで頼みますわ)

『了解』



話し終わってトレイくんの方を見る



ﾄﾚ「どうやら先客が居たみたいだし、呼び出しとは珍しいから大事な用か」

『…うん』

ｴｰｽ「え？なになに？A先輩タルト作り手伝ってくんねーの？」

ｸﾞﾘ「Aがいたらちょっとは早く終わると思ったんだゾ…」

ﾕｳ「2人が生意気な口聞いてごめんなさい。大丈夫なので行ってください！」

『本当にごめんね皆！』

ﾃﾞｭ「大事な用らしいので仕方ないですよ」



タルト作り参加したかったなあ



『じゃあまたね、お話出来て良かった』



皆が手を振ってくれる中走って厨房を後にした


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