異端の天才攻略記【イデア・シュラウド】

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「なあ聞いたか？１年がグレート･セブンのハートの女王の像を丸焦げにしたらしいぜ」

「あ、それ知ってる！どんだけ命知らずなんだよって感じだよな」

「ある意味度胸あるわ〜」



学園内はこの話題で持ち切り
すれ違う人みんなが口にしている。



『学園長怒ってるだろうね』

ｲﾃﾞ「そりゃそうでしょ…常識なさすぎ」

ｵﾙ「どんな事情があっても丸焦げにしちゃうのはダメだよね！」



私達もとてもじゃないけど良い印象は持てないし、気分も良くない



ｲﾃﾞ「そうだ、寮内のスレで見たけどその１年生、この前Aが気にかけてた魔法使えない子達だよ？」

『えっ！？嘘…』

ｲﾃﾞ「まあ驚くのも無理ないよね、入学式に引き続きトラブル三昧。しかもAスレとか見ないし」

『そんなやんちゃそうには見えなかったのに』



見かけによらずってやつでしょ、とイデアは言う



『大丈夫かな…』

ｲﾃﾞ「さぁ？入学早々この事態は流石に乙〜って感じ」



確かにただでは済まされないよね
でもあの子帰るところもないみたいだったし、退学はまずいんじゃないかと考える



ｵﾙ「きっと大丈夫だよ姉さん！」

『うん…』



励ますように私の周りをくるくると飛び回る
その純粋なオルトの笑顔を見ていると何とかなりそうな気がしてきた



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