吸っちゃっていいの?【🎃21】 ページ7
私は色々あって今異世界というのにいる。ハロウィンの日に帰宅の道でいきなり攫われた・・・なんて感じだった気がする。
別に3食食べれてるし寝れるし衣食住の不自由はない。外に全く出られないのはインドア派の私でもしんどいが。
「A、いい?」
そう声をかけてきたのは志麻くん。ヴァンパイアドクターとかいうやつらしい。そして私を攫った張本人である。そんな人に心を許してしまった私もおかしいとは思うけれど。
「ほんと?うれし〜」
ドクターと言っても薬を調合できるらしく、私の体にあった薬を作ってくれた。ヴァンパイアということでたまに吸血行為をされるのだけど、吸われても痛くならない薬というものを作ってもらった。・・・が、飲んでみたら驚き、吸われると気持ちよくなる効果まで着いていた。
そんな薬を飲んでからしまくんのもとへいくと手首を軽く掬いあげられた。
「じゃ、いただきまーす」
「っい、あっ・・・」
肌を牙でつき抜かれる感触。最初は痛みが走るが直ぐにそれも快感へと変わっていった。
「っん・・・」
軽く押し倒されてしまい、ベッドの上で脚の辺りにちゅと、口付けをされた。
「いったぁっ・・・!」
「し、しまくっ・・・、いっ、いたっ・・・!!」
突き抜かれる前で痛みを強く感じるくらい強く噛まれている。
なんだか涙が出てきてしまった。
「痛さで顔歪めて泣いてんの可愛いなぁ・・・気持ちいいと顔蕩けさせちゃうし」
そう言って泣いてる私の顔をのぞきこんできた。恥ずかしくて目を逸らそうとしてもすぐにしまくんの方を向かされてしまう。
向かせてすぐにしまくんは私の脚に軽く噛み付いた。
甘噛みに近いが痛い。
「っい・・・そ、それ、や・・・やめ、て・・・」
「やだ」
とべーとこっちを向いてされた。
「声かわいいし顔も可愛いからやめるのむり」
何となく、恥ずかしくなって顔を隠すと直ぐに避けられる。
「ねぇ顔隠さんといて」
「むりむり・・・恥ずかしい・・・」
「じゃあAは痛いのと気持ちいのどっちがええん?」
「き、きもちい、、の・・・」
「っえ・・・可愛い。」
「手加減出来んくなったらごめんな?」
そういって軽く私の脚を掬いあげ、勢いよく噛み付いた。
痛みのすぐあとに感じる本日何度目かの快感。
「めっちゃ蕩けた顔するやん」
「もっとAの感情乗っ取らせて?」
そう言ってまたひとつ口元に口付けを落とされた。
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がむしろ(プロフ) - とてもおもしろかったです!控え目に言って最高です…リクエストしたいです!よくあるかも知れないんですけど、彼シャツした夢主ちゃんがカーペットやソファーに倒される、っていう感じのものをお願いしたいです! (2022年3月28日 22時) (レス) @page2 id: b2402acd1c (このIDを非表示/違反報告)
Latte - 初めて見させていただきました!やばい……自分好み過ぎる!!!更新楽しみにしてます! (2022年3月28日 21時) (レス) @page6 id: 6fbca39ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:志春 | 作成日時:2022年3月26日 19時