みみもと ページ40
ソファに座ってスマホゲームをずーーーっとしてる彼氏にいきなり抱きついてみた。最近忙しいからゲームできてないのはわかるけどほんとにご飯食べてる時以外ずーーーーっとゲームだけ。放置されている。
私もゲーム好きだから2人の時でもゲームするけどこんなにしてないもん、という意味を込めてぎゅーっと抱きついてみた。
抱きついた瞬間、一瞬こっちを見たが直ぐにスマホの画面に目を戻してしまった。
きっと今私はむすーって不貞腐れてる感じの顔をしていると思う。
顔をじーっと見つめる。改めて見ても、横顔ほんとかっこいいな、正面もかっこいいんだけれど。
あまりにも反応が無さすぎて名前を呼んでみた。
「しまくーん・・・」
とん、と音がして机にスマホを置いて私の脇の当たりを支えて持ち上げた。
しまくんの膝の上に座らされる。
「んー?どうしたん、そんな引っ付いてきて」
にやにやしてる、多分だけれどなんで引っ付いたかなんて理由はわかっている。
「一緒にゲームする?」
ふるふると首を横に振ると頬をしまくんの手で包まれる。
「えー、じゃあどうしたん?」
無言でぎゅーっと抱きしめる。そうするとしまくんも抱き締め返してくれた。
「あー、ぎゅーしたいのかぁ、うんうん」
頭を撫でられていてなんとなく安心感に包まれていたが、突然耳に手が動いて優しく撫でるように触られる。
耳を触られるのがどうしても苦手で、しまくんにより強くぎゅーっと抱きしめるようになってしまった。
「ふっ、かわい。びくびくしとる」
なんて言いながらずっと触られているから首を横に振りながら逃げようと体を捻るように動いている、が一向に逃げれる気配はない。
「ゃぁっ・・・やだ・・・」
「耳触られるの嫌い?」
なんていうしまくん、しまくんがそういうこと忘れることなんてほぼないのに、わかってやってるとしか思えない。
「し、知ってるでしょ・・・」
「えー、忘れちゃったー」
「そんなわけなっ、ひゃ、!」
そんなわけない!って言おうとしたら、突然耳を口に含まれた。
カプカプと甘噛みされたり舌で遊ばれたり、もう片方はさっきみたいに優しく撫でられて。左右の感覚の違いでどうにかなってしまいそうだ。
「かわいー・・・」
そう言ってちゅっ、と音を立てて耳にキスをされた。
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がむしろ(プロフ) - とてもおもしろかったです!控え目に言って最高です…リクエストしたいです!よくあるかも知れないんですけど、彼シャツした夢主ちゃんがカーペットやソファーに倒される、っていう感じのものをお願いしたいです! (2022年3月28日 22時) (レス) @page2 id: b2402acd1c (このIDを非表示/違反報告)
Latte - 初めて見させていただきました!やばい……自分好み過ぎる!!!更新楽しみにしてます! (2022年3月28日 21時) (レス) @page6 id: 6fbca39ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:志春 | 作成日時:2022年3月26日 19時