第19夜 ページ22
.
フラつく身体を無理に起こしゆくっりと
歩いていく 大丈夫だろうか？
「...っ」
ｱﾚﾝ「やっぱり無理してるんじゃないですか 僕が持ちますよ」
「大丈夫だよ 心配しないで」
ユウを担ぐと身体がさっきよりもフラついた
思っていた以上に重いなぁ
それとも僕の身長+非力という意味では？
そうなのかもしれな...嫌、それしかないな
「ハハハ...」
ｱﾚﾝ「ど、どうしたんですか？」
「いや、自分がどれだけ非力なのか思い知っただけだよ...」(-言-)
ｱﾚﾝ「そ、そうなんですか」
死神"ハア...ホント、お前さんはバカだな〜"
死神さんがため息を出し 何かを唱えてくる
すると身体が少し軽くなったような気がした
「死神さん!?何をしたんですか!?」ｺｿｯ
死神"キミの周りの重力をちょこっといじっただけさ"
こんな物いじるのは余裕さと言わんばかりに
こちらを見てドヤ顔を見せてきた
流石、神様の中の内の一人だ 羨ましい
「(尊敬の眼差し)」
死神"...お前さんの今思ってる事なんとなくわかるような気がする"
心までは読めないのか いや、僕が一応女の子
だから読み取らないのかもしれない
何!?この死神様！アレンなみに紳士なの!?
って、僕さっきから何考えてるんだろ
身体中怪我してるのにこんな事考えられる
余裕無いのに...傷も少なくしたのかな？
「死神さん、もしかして傷も？」ｺｿｯ
死神"他の人間に気づかれない程度に治した"
「やっぱり尊敬しますわー」ｺｿｯ
ｱﾚﾝ「シアン？さっきからボーッとしてますけど大丈夫ですか？」
「え？あ、ごめん！何か喋ってた？」
ｱﾚﾝ「向こうから歌が聞こえるんですよ」
耳を澄ますと確かにララの歌声が向こうから
聞こえてきた
〜〜〜♪
改めてララの歌声は綺麗だと思った
でも、もう少しで...二人は...
ｱﾚﾝ「行きましょう」
「うん」
この運命は変えられるのだろうか...
________________________
_____________
ｸﾞｿﾞ「泣いているのか...？ララ」
ﾗﾗ「変なこと聞くんだねグゾル」
ｸﾞｿﾞ「何か...悲しんでいるように聴こえた」
ﾗﾗ「私は人形だよ？グゾル...どうして自分が人形だなんて嘘ついたの？」
ｸﾞｿﾞ「私はとても...醜い人間だよ ララを他人に壊されたくなかった、ララ...ずっとそばにいてくれ 私が死ぬ時私の手でお前を壊させてくれ...」
ﾗﾗ「はい、私はグゾルのお人形だもの
次は何の歌がいい？」
ｸﾞｿﾞ「私は醜い...醜い...人間...だ」
やっぱりこんな悲しい運命は嫌いだよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊(プロフ) - 長い間お待たせしました!大分落ち着いてきたので再開します！また機種変更をしていたため新しいアカウントでやっています！よろしければ私の名前から飛んでください！時間はかかりますが少しづつ話を書くつもりです今後ともよろしくお願いします^^ (2019年12月11日 18時) (
レス) id: f0838c67cb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ( ´∀｀ )b。アレン推しです！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ティキとの出会い(ポーカー)…楽しみにしてます！ (2019年10月16日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - やっとアレンの初任務の話終わったー\( ´ω` )/最近投稿できなくてすいません！もしかしたら今年は受験があるので中々投稿出来ないかも知れません...出来る限り投稿はします いつも読んでくれている方本当にありがとうございます そして申し訳ございません_(._.)_ (2018年3月30日 8時) (レス) id: cc8ab68260 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：唖癒 | 作成日時：2017年7月16日 1時
