Bad ∞ End ∞ Night (ページ8)

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Ⅶ ページ8

『ビュルレ―妻
　 ↓
　ロン―ミリ
　 ↓
　ミク』

レン「ビュルレの家のちょっとした家系図だ。」

カイト「ミク…？」

メイコ「レン、貴方まさか…」

レン)「そのまさかだよ。あの子の名前はミク。そして、

ビュルレの孫。」

メグ「え…！？」

カイト「あの子が…ビュルレの…？」

レンの口から出てくる言葉に一同は息を呑みました。

とても、信じられなくて。

カイト「だから…だ…」

ルカ「………えぇ？」

カイト「秘密の部屋の一際大きな棺の中。あの中にいるのは、あの子だったんだ。」

メイコ「あの子が…？」

カイト「それに、この手紙も。ビュルレしか持っていなかった初期ビュルレ座のスタンプも押してある。」

ルカ「本当だわぁ…」

リン「『この手紙を、我が愛しの孫ミクに授ける。』」

ルカ「『ミク。これは、私からの最後の頼みだ。』」

メグ「『どうか、私の設立したこのビュルレ座を守ってほしい。』」

レン「『我がビュルレ座を守り抜こうという意志のない者はどんな者でも斬り捨てなさい。』」

メイコ「『それがたとえ…ミク、お前自身であっても。』」

ガク「『私に怯えながら舞台に立つ者も…斬り捨てなさい。』」

カイト「『その者たちがミクを追い払ってまで舞台を貫き通そうとしたならば………

Bad∞End∞Nightの世界へとその者たちを永遠に葬り去る。』」

ルカ「ウソ…でしょぉ…？」

カイト「…俺たち…ビュルレのこと、恐れながら舞台に立っているよな…」

メイコ「…台本通りに進めないと…」

メグ「殺される…っていうのは本当だったんですね」

レン「Bad∞End∞Nightに手を付け足した者は謎の死を遂げる」

ガク「ミクさんが、私たちをナイフで刺し殺そうとしたあの"夢"は本当だったということですね」

館の住人たちがミクの手によって殺され…

我に返ったミクが全速力で逃げ…

最後には自分で自分を誤って刺してしまい…

しかし、殺されたはずの住人たちがミクに裏切り者と囃し立てたあの夢…

あの夢は、今の彼らを指していたのでした。

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ロン…ミクの父親
ミリ…ミクの母親

オリキャラです。

　