とらいあんぐる。1 ページ2
桜が何となく咲き始めた、3月。
もうこの学校に、
この制服で、
いつメンで通うこともなくなるんだって、
そう思うだけで胸がきゅっと痛くなる。
卒業式では泣かなかったけど
ああ、3年間あっという間だったなって
馴染んだ校舎を見て思った。
でも、悲しいことだけじゃない。
親友の奈子と同じ高校に行けるんだ。
こんな嬉しいことってない。
よく話したことのないクラスメートと同じ高校に行くより、
誰も知り合いのいない高校に行くより、
親友が同じ高校に行くってことに意味があると思う。
もちろん、2人だけで3年間を過ごすんじゃなくて。
たくさん友達作って、
私たち2人の輪の中で笑い合いたい。
早く入学式になって欲しい。
校舎を見つめてこれから始まる高校生活を胸の中にめいっぱい思い描いていた私の名前を、
奈子が大きな声で呼んだ。
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凜 - リナちゃん、個人的に好きです♪可愛い! (2015年11月19日 19時) (レス) id: b99c5bc1f0 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - すごく面白かったです♪頑張って^・^ (2015年11月18日 17時) (レス) id: b99c5bc1f0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し25100号(プロフ) - さんきゅー♪頑張るー (2015年11月6日 18時) (レス) id: c1618f8811 (このIDを非表示/違反報告)
アイスワールド@腐女子の卵(プロフ) - 更新がんばれー! (2015年11月6日 18時) (レス) id: 53dd800632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤葦葵 | 作成日時:2015年11月5日 21時