41 ページ41
ぼーっと彼らのリハーサルを
見ていたらいつの間にか
終わっていた。
涼「あれ?Aちゃんいたんだ」
居ましたよずっと。笑
隼「涼太くん気づいてなかったの?笑
ひどい王子や」
龍「いやいや、王子ちゃう、玉子や」
裕「それ好きやなぁ」
みんながそれぞれバラバラの
動きをし始めた。
自動販売機に水を買いに行く人や
スマホを触る人
じゃれあう人達。
亜嵐くんは……
・
・
亜「Aちゃん」
「……は、い」
亜「話したいことあるんだけど……」
「あ、あのすみません
トラックの衣装見てこないと……」
本当は見に行かなくてもいいのに
そんな嘘を咄嗟についてしまった。
また、逃げ出してしまった。
「はぁ、」
ため息は何回目だろうか。
?「なんだよ」
「え?あ、玲於くん」
玲「なんで、あんなに避けてんの?」
「………無意識、、かも、」
玲「亜嵐くん、可哀想だよ」
「……」
玲「気づいてないの?亜嵐くん
いっつも目でAを追ってる」
気づいてないわけじゃなかった。
いつも少し視線を感じるなと思い
振り返ってみるといつも亜嵐くんがいたから。
見られてる?って思うことがなんどもあった。
玲「あとはさ、Aの勇気しだいじゃない?」
そう言って玲於くんは去っていってしまった。
「勇気……か」
318人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:この | 作成日時:2018年10月25日 0時