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バターの香りがふんわりと漂い、食欲をそそる。
はこたろ「そろそろかな。Aさん醤油取って。」
「はい、はこたろさんピーマン食べます？」
はこたろ「うん、貰おうかな。」
しるこ「はこたろぉ〜Aちゃぁん〜なに作ってんの？」
いつもははこたろーにアルコールを制限されているしるこも今日は見逃す、と言われていてほろ酔い気分になっていた。
「エリンギのバター醤油焼きですよ。お肉も焼きましたけどしるこさんもどうですか？」
しるこ「はこたろー達が作ったの？食べる〜。」
Aはしるこの紙皿にお肉をのせたところでレモンを忘れたことに気付いた。
「あ、レモン忘れてた。冷蔵庫にあるから取ってきますね。」
Aが立ち上がろうとすると、しるこがいきなり大きな声を出した。
しるこ「ああーそういえば俺も……えっと、お箸忘れたんだった！ついでにレモンも取ってくる！」
「……あ、そうですか。」
Aはすとん、と椅子に座りなおした。
はこたろーを見ると、溜息をついていた。
……怪しい。明らかに。
「……あの。」
はこたろ「ん、どうしたの？」
Aは意を決した。
さっきじらいちゃんにも聞こうとしたが、タイミング悪く聞けなかった。
「何か隠してますか？」
はこたろーはAをじっと見た。
はこたろ「どうして？」
「え？あ、その、私が動こうとすると誰かがすぐに動いてくれて……不自然というか、隠し事でもあるのかなって……。」
どうして？と聞かれるとは思っていなかったので狼狽えた。
はこたろーの透き通る瞳に耐えきれず、目を逸らした。はこたろーもそれを見て視線を網に戻す。
はこたろ「僕は何も言いませんよ、今は花江さんたちが何かしてるみたいですけど。」
しるこさんが戻ってきた。
しるこ「はい、レモン。……あれ、どうしたの？」
はこたろ「みんなの隠し方が下手でAさんが勘づいてるって話。隠すならうまくやりなよ。」
はこたろーがボソッと言った。
しるこ「あれ、気付いちゃった！？うまく行ってたと思ったんだけどな〜。」
花江「えっバレちゃった？！もぉ〜しるこさぁ〜ん！」
先生「しぃるこさ〜ん！」
しるこ「えっ違っ俺じゃないよね！？」
「先生が怪しくて、しるこさんが決め手です。」
先生「俺かぁー！」
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
