45話 ページ46
次の部屋に入ると羽の音が聞こえた。
上を見ると鳥みたいなのがたくさん飛んでいる。
(部屋を横切ると攻撃してくるとか？)
しかし、クィレルは普通に部屋を横切り、置いてある箒を手に取った。
クィ「これでこの扉の鍵を取ってこい。」
貴「鍵？」
Aが鳥だと思っていたのは羽のついた鍵だったのだ。
(こんなにたくさんの中からいったいどうやって見つけろと言うのよ...)
Aは箒にまたがり、宙に浮いた。
(とりあえず、この扉の鍵穴と同じ銀製のもの...)
貴「銀製のものも結構あるわね...」
(いいや！適当にぽいものを3つくらい捕まえちゃお！)
しかし捕まえるのも簡単ではなかった。
四方八方に飛んでいってしまうのだ。
貴「ふぅ、やっと3つめ。」
クィ「捕まえたのなら早く開けろ。」
がちゃがちゃ
貴「だめ。」
がちゃがちゃ
貴「これも。」
がちゃり
貴「あっ。」
クィ「そこをどけ。」
クィレルは扉を開けて入ってしまう。
Aも覗いて見た。
貴「これはチェス？」
大きなチェス盤だ。チェスの駒も大きい。
クィ「チェスはできるか。」
貴「いえ、苦手です。」
(実はボードゲーム系得意だけど。
3人に危害が加わるのも嫌だし、賢者の石がクィレルの手に渡るのもダメ。
できるだけ時間を稼がないと。)
クィ「では、いい。これは私がやる。時間がない。」
(え、私が時間をかけてやろうとしたのに...)
クィレルは早いとは言えないが、順調にチェスで勝ち、次の部屋に進んだ。
貴「くさっ、...トロール？！」
ハロウィーンの時のトロールよりさらに大きいトロールがいた。
クィ「ふっ、これは私が用意したものだ。お前が倒してみろ。」
(ムリムリムリムリ！こんなのに殴られたら たんこぶだけじゃ済まないよ！)
トロールはこちらに気づき突進してくる。
(...やられる前にやらなくちゃ。)
Aは知っている呪文を手当たり次第試してみた。
どしん！トロールは大きい音を立てて倒れた。
貴「ふぅ。意外と楽勝だったわね。」
クィ「なるほど、確かに呪文は得意のようだな。
行くぞ。」
(はあ、そろそろ疲れたわよ。)
次の部屋には机の上に巻紙と7つの瓶が並べてあった。
巻紙には問題のような文が書かれている。
クィ「ちっ、スネイプの罠か。これが1番の問題だ。フォーサイス解け。もし間違えてみろ、3人の命は保証しない。」
(本当に卑怯なんだから！)
(...問題文は...ふむ、パズルみたいね。大丈夫、落ち着いて考えれば分かるわ。)
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セドリック推しぃ(プロフ) - セドリック落ちにして欲しいでふ (2023年1月27日 20時) (
レス) id: 3cda472f5f (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ふりるさん» コメントありがとうございます！原作のハリー・ポッターと賢者の石に出てくるヴォルデモートはわしという一人称になっていまして、そちらを参考にさせて頂いてます。読んでくださりありがとうございます^^ (2022年10月13日 1時) (レス) @page47 id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ふりる - ヴォルデモート卿の一人称はわしではなく、私だと思います。それか、俺様 (2022年10月7日 5時) (レス) @page47 id: 72da3da237 (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - 猫又さん» ありがとうございます！応援とても嬉しいです！頑張ります！ (2017年8月2日 13時) (レス) id: 7638eb5726 (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - とても面白いです！これからも頑張ってください！応援してます。 (2017年8月1日 22時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2017年5月12日 23時
