検索窓
今日:3 hit、昨日:34 hit、合計:21,431 hit

93,歩き ページ21

〜チョロ松 side〜


Aは長く留守にしていたことを謝り、レン達のことを伏せつつシオン ファミリーのところへ行くことを部下に告げた。

皆が一緒に行きたいと言ったが、Aの説得により渋々だが待つことを了承した。

一「シオン ファミリーの本拠地ってどこ?」

『あれ、言ってなかったっけ?』

十四「きいてないね!」

『青森』

チョロ「…え?」

『いや〜青森から歩いて帰ってこられる私マジチートだよね〜!』

おそ「まさかの歩き!?」

カラ「チートという言葉を間違って認識してないか!?」

『と、いうのは冗談で』

トド「本当は…?」

『京都から歩き』

おそ「やっぱ歩き!?」

チョロ「ていうか歩きでも一ヶ月はかからないんじゃ…」

『ちょっと観光してたら夢中になっちゃって…』

一「拉致った相手がいるかもしれないのに観光…」

十四「のんき!!」

『面白くってつい…』

トド「つい…じゃないよね!?」

『ごめんごめん』

ケラケラ笑うAを見ると、今まで攫われてたなんて嘘なんじゃないかと思えてくる。

ただ旅行に行ってきただけ、みたいな。

でも違う。

少し、悲しくなった。

・・・・・・・

翌日、午前4時。

十四松とA以外はみんなとろんとした眠そうな目をしている。

あくびを零し、パーカーの袖で目元を擦る。

『よーしお前ら!歩くぞ!』

チョロ「ちょっと待って車は!?」

『あはは、ウソウソ。ちゃんと用意してるって』

Aはポケットから車のキーを取り出してくるくる回す。

ガレージに向かい黒い車に乗り込む。

『忘れ物ない?』

十四「大丈夫でっす!」

『おし。じゃあしゅっぱーつ!』

十四「しゅっぱーつ!」

朝からやけにテンションの高いAと十四松の声を聞きながらそっと目を閉じた。

94,大丈夫じゃない→←92,茶番多め



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜風 樹(プロフ) - 結菜さん» コメントありがとうございます!いえいえこちらこそ!返信クソ遅くてすみません!シリーズすべてにコメントしてくださいましたよね!ありがとうございます!楽しんでいただけたのなら幸いです!これからも頑張ります!ありがとうございます! (2018年8月5日 11時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - コメントクソ遅くてごめんなさい!最初から全部読ませていただきました!とても楽しかったです!これからも作品作り、頑張って下さい! (2018年8月5日 6時) (レス) id: 4eaa158dbb (このIDを非表示/違反報告)
夜風 樹(プロフ) - メプルさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけてなによりです!次回作の方も頑張りますので、よろしくお願いします! (2018年6月9日 22時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
メプル(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しんで読ませて頂きました!新作も読みます!頑張って下さい!(●'д')bファイトです (2018年6月9日 22時) (レス) id: 57070503d4 (このIDを非表示/違反報告)
夜風 樹(プロフ) - ピカグさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました!これからも全力が頑張りますので、よろしくお願いします! (2018年5月28日 0時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜風 樹 | 作成日時:2017年11月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。