チビだったからってナメんなよ【マフィア松】

78，プラン ページ6

〜夢主 side〜


2階はなんかBARみたいなところ。

敵はいろんな所に隠れながら打ってくる。

机やら椅子やらがものすごく邪魔。

ぶっちゃけ私はサクッと最上階まで行きたいわけ。

雑魚の描写とかめんどくさいわけ。

と、いうわけで。

懐から真っ黒い玉を取り出す。

『全員、プランP用意！』

と号令をかけるとともに味方は全員しゃがむ。

私は高く跳び、床に玉を投げる。

黒い煙がぶわっと広がり、それに呑まれる前にガスマスクを装着して着地。

あちこちから戸惑いの声があがるが、それも徐々に消えていった。

煙が晴れてきた頃には、静寂だけが満ちていた。

『全員無事か？』

カラ「味方でヘマをした奴はいないぞ。敵はほぼ全滅だな」

『わかった。ありがとう』

カラ「ああ」

みなさん、おわかりでしょうか。

プランPのPは、Poison(ポイズン)のPであることを。

つまりさっきのは毒ガスってこと。

ちゃちゃっと片付くから楽なんだけど、味方がガスマスクつけるタイミング間違うと死んじゃったり敵に悟られちゃったりするからあんまし使わない。

敵「ぅ…うぅ…」

パンッ

『まだ生きてるやつがいたか…』

頭を撃ち抜かれ動かなくなった敵を見下ろして呟いた。

『さて、行こうか』

この回で３階まで進めてやる。

・・・・・・・

『oh......』

3階の扉を少しだけ開けて中をチラ見すると、銃を構えた奴らに完全包囲されていることがわかる。

入った瞬間に蜂の巣だ。

いくらザクロの者とはいえ、銃弾の嵐に突っ込んだら少なからず負傷者は出る。

ここにいる部下達をそんな危険に晒すわけにはいかない。

玉が1個しか無かったので、プランPはもう使えない。

今のうちに前言撤回しておこう。

やっぱ今回で3階の攻略は無理っぽいです。

『はてさて、どうしたものか』

一「…A」

『ん？なんだい一松』

一「耳かして」

『ほい』

一「ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ」

『…ふぅん。やってみる価値アリ、かな』

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お気に入り90人Σ(ﾟﾛﾟ;)

ありがとうございまっす！

このまま100人いけばいいなぁなんて淡い期待を抱きつつ、これからも頑張ります！

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