ウロボロス～創造と破壊～ (ページ3)

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皐月side

『６階建てのビルからの転落死。検死の結果は？』

『大腿骨頸部骨折。首と肋骨も骨折……まァ滅茶苦茶ですわ』

『足から着地ってことは……』

あたしとお姉ちゃんの声が重なった。

日比野姉妹｢｢恐らく自殺でしょうね。｣｣

そこにいた刑事と話していると……

あの人は……またっ！！

皐月｢何やってんですか？柳楽さん｣

柳楽さんは『えっと……』といつものように口篭る。

皐月｢何度も言ってますよね！？現場では好き勝手動かないでください！｣

お姉ちゃんも私の隣でペアの龍崎さんを怒ってる。

これも見慣れた光景。

｢で、でも！死体調べて分かったことあるから！｣

皐月｢え？｣

｢死ぬ前の夕食は餃子を食べてます。しかも王将の！｣

龍崎さんと声を揃えていう、柳楽さん。

聞いた私が馬鹿だった。

ｶﾞﾝｯと私とお姉ちゃんは柳楽さんと龍崎さんに１発拳骨を落とした。

龍崎、紫苑｢｢おぉぉぉお。痛いっ……｣｣

隅の方で『ショボーン』とし始めたふたり。

ほんとに何なのよアイツら。

あんな抜けた刑事が検挙率トップの刑事だなんて！！

私とお姉ちゃん差し置いて、納得いかない！

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