陸拾玖話 ページ39
その後、エルドって人以外のチビの班員とチビで、話し合いA奪還作戦を試みた。
ミカサ「…エレンを返してもらう!!」
さっきは、慌ててたからAって読んじゃったけど、今は大分落ち着いてきた。
絶対に返してもらう!!
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奪還作戦は見事成功。Aを救い出し撤退するとき一瞬だけ振り返った。
ミカサ「!……涙?」
女型が泣いていたのだ。あんな、酷(むご)い事をやっていいながら…。
ミカサ「……わからない」
何故、巨人が涙を流すのか私にはわからなかった。
〜ミカサside 終了〜
貴「……」
目を覚ますと、そこは医務室だった。
貴「……なんで、生きてんだろ」
あの女型はアニ、だった。仲間に裏切られたのは悲しい。…けど、許されることではなかった。
貴「やっぱり、人は簡単に裏切るもの、なんだね」
どの世界、どの時代でもそれは変わらないんだな。と、改めて思い知らさせた。
貴「…あのままシんでいたら」
母さんの所に逝けたのに…。そういえば、何故ここにいるのだろうか?
女型との最後の一撃からの記憶がない。
?「キュウ!」
貴「…お前か。よく、ここが分かったな」
?「キュゥ〜」
まるで、俺のいる所ならどこでもわかる!と言っているようだった。
貴「…そろそろお前の名前決めないとな」
?「キュゥ?」
貴「……“ルナ”。今日からお前はルナだ!」
?→ルナ「キュゥ〜♪」
よかった。気に入ってもらえたみたいだ。
ガチャ_
貴「?」
誰か来たのかな?
ミカサ「A、今日もk」
貴「??」
アルミン「ミカサ、どうs」
ハンジ「ん?なになn」
え!?ちょ、黙らないでよ!!
貴「お、おはよう?」
ガバッ_
貴「グヘッ」
ミカサ「A、Aっ、A!!!」
貴「う、うん。Aですが」
ミカサ「この、馬鹿!!」
貴「ゔっ」
ミカサに強く抱き締められたかと思いきやお説教です。::
アルミン「A、目が覚めてよかった。」
貴「ごめんな、心配をかけた」
ミカサ「心配ってもんじゃない!!いつも言ってるよね!無理はしないでって!!!」
貴「はい」
ミカサ「なのに、貴女は〜〜〜〜!!!」
まだまだ続くミカサの説教。
貴「ハンジさん」
ハンジ「ん?」
貴「リヴァイ班の皆さんは?」
ハンジ「……」
ドックン_
なんだろ、心が痛い。
確かあの時、みんな助けた。でも、結局はエルドさんを守れなかった。
貴「あの」
ハンジ「大丈夫だよ。みんな無事」
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作者名:天空の姫君 | 作成日時:2014年12月30日 10時