どうやら、成り代わってしまったようだ。これから先どうなることやら…【進撃の巨人】 (ページ4)

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第肆拾話大切な人ページ4

～ミカサside～

ジャン「おい！あの巨人、蒸発し始めてるぞ！」

アルミン「！」

さっきから考えていた。あの女型の巨人はAなんじゃないかって…

だって、あの感じは…

ドーーン‼︎

倒れてしまった巨人から人が出てきた。

ミカサ(！…人？)

気になり、視線を集中させると

ミカサ「っ‼︎」

A…？

そこには、既に死/んだと知らされていたAがいた。

バシュ

アルミン「！ミ、ミカサ⁉︎」

ジャン「戻れミカサ‼︎あぶねぇよ‼︎」

アルミンとジャンの呼び声に答えずAの元へ

タタタタッ

グラッ

ミカサ(！Aが倒れちゃう⁉︎)

ポスッ

抱きとめてすぐに心臓が動いているか確認する。

トックン…トックン…

正常に心臓が動いている。あの落ち着く鼓動が…

ミカサ「…っ、うわぁぁぁん‼︎」

嬉しかった。例えどんな事が起こってもAが生きていてくれた。

その事が今の私にとって救いに等しかった。

たった一人の家族。そして大切な友人で姉的な存在の人…

ミカサ「…っ、A、A、Aーーっ‼︎」

夢じゃないんだよね？ちゃんとここに居るんだよね？

それを確かめるように強く、強く抱きしめる。

ミカサ「っ…グスッ…っ…ヒック…おかえり…A」

もう、貴方のいない生活なんて考えられないよ。

それくらい貴方の存在が私の中で大きくて…

アルミン「…おかえり、A」

ミカサ「…アルミン」

ほら、アルミンだって貴方の帰りを待っていたんだよ？

早く目を覚まして。

これから大変なことがあるけど、私達は貴方の味方だから…

“お願いだから…もう、私を一人にしないでっ
一人になるのは嫌だ。置いてかれるのは嫌だ‼︎
もう、こんな思いをさせないでっ”

そう、心に想った。