第参拾斜話 信じがたい現実 ページ49
〜ミカサside〜
ザシュ…ギュゥィィン…
ミカサ「……」
ザシュ…
ミカサ「……」
何体倒し、何人の人が逝ってしまったのかわからなくなってきた…
ミカサ「……？((チク」
なんだろ？胸が痛い…
兵士「アッカーマン訓練兵‼︎」
ミカサ「？」
兵士「引き続き」
ドーーン
兵士「！」
ミカサ「私行きます‼︎」
バシュッ
兵士「おい、アッカーマン訓練兵‼︎」
胸の痛みが酷くなってくる。Aの身に何か起こったの？
パリーンッ‼︎
ガスとスチールの補給の為塔へ
「！これは…」
塔の周りは巨人だらけでとても中に入れそうになかったが、なんとか入りアルミン達と合流した。
でも、Aの姿がなかった。アルミンと同じ班だったはず。
ミカサ「アルミン」
アルミン「……っ((ビクッ」
ミカサ「エレンは？」
ねぇ、いるって言って。それか後で来るって言ってっ
エレン、Aは私を置いて行かないって言ったっ…
私の元に帰ってきてくれるって…帰って来るって言ってたっ‼︎
アルミン「…っ、僕以外の第34班、トーマス・ワグナー、ミーナ・カロライナ、ナック・ティアスミリウス・ゼルムスキー、サムエル、エレン・イェーガーは己の意思を貫き…っ、戦死しました‼︎」
ミカサ「っ‼︎」
嘘だ…そんなの嘘だっ‼︎だってあの子はっ…
アルミン「…っ…ぐすっ…ひっく…ぁっ…」
ミカサ「……」
…やっぱり認めるしかないんだね。
だって、アルミンがなんな風に泣くんだ。滅多に号泣しない、あの子が…
だったら、やる事はただ一つ。
カチャ、カチャカチャ
アルミン「？何をやっているの、ミカサ」
ミカサ「何って、ガスとスチールの補給をしてるの」
コニー「！いくらミカサでもあの中を潜り抜けるなんて無茶だ‼︎」
ミカサ「生憎、私は黙って死/を迎えるなんて出来ないから。それに…まだ私達の仕事は、任務は終わっていない」
そう…みんなだってやる事をやって逝ったんだ。私も何かやらなきゃAに顔向け出来ないよ。
ミカサ「怖いのなら此処にいて死/を待っていればいい。それは弱虫がやる事で今迄頑張ってきた人達を悪く言う事になる。それでもいいなら、どうぞ？」
バシュ
待っててA…私も、今行くから…
お知らせ→←第参拾陸話 あれ？昇天しちゃった？アルミン「いや、してないから！」ミカサ「主人公が昇天しちゃったら、物語は此処で終わり」作者「それは困る！！」
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作者名：天空の姫君 | 作成日時：2014年10月15日 8時
