第弐拾肆話 仲直り(？)と兵長とのご対面 ページ32
ジャン「おい」
貴「……なんだ」
折角、喜びを分かち合っていたのに〜
ジャン「すまねぇ」
……？
貴「なぜ謝る」
ジャン「いや、その…」
なんだよ…
⁈…さては、ミカサなんか言ったな〜。ッチ
貴「別にお前が気にすることじゃない。…その、俺も悪かったしな」
ジャン「あ、おい」
このままあの場にいたら、いろいろと聞かれたりしそうな気がしたので、その場を後にした。
どうせ、今日の訓練は終わりだ。部屋に戻って本でも読もう。
そして、ミカサに釘をさしておかなきゃ。ついでにアルミンにも…
言ったところで、信じることはできないし…ね
コツ…コツ…コツ…コツ…ドンッ
貴「っ！す、すみません」
前を見ていなかったのか、曲がり角で人とぶつかってしまった。
貴「大丈夫ですか？」
？「あぁ、平気だ」
…ん？この声は
貴「リヴァイ兵長」
リヴァイ「……んだよ」
貴「すみませんでした。どうやら考え事をしていたみたいで。本当にすみませんでした」
一応、謝っておかないと後が大変そうだからね。
それだけいい、部屋へ戻る。…今度こそ。
しかし
貴「…あの、まだ何か？」
リヴァイ「……」
兵長に腕を掴まれ、ジィーと見つめられている。
貴「……」
リヴァイ「……」
あの、いつまでこうしていないといけないんだ？
早く誰か来てくれないかな〜。本読めない。
ミカサ「エレン、そこで何してるの？」
貴「！ミ、ミカサ((パァァ」
ミカサ「っ////」
なんでミカサが顔を赤くしているのかわからないけどた、助かった〜…これで
グイッ
貴「！」
ミカサ「⁉︎」
ギュッ
貴「っ⁉︎」
ミカサ「なっ！」
い、一体これはなんですかぁぁぁ！
俺が…兵長に…だ、抱きしめられてる？え？へ？
ドユコト？
貴「……離してください」
リヴァイ「嫌だ」
嫌だって…ガキかよ。
貴「いいかg((リヴァイ「…お前、女だろ」…っ！」
ミカサ「⁉︎」
此奴っ！…いや、冷静になれ。相手の思惑、罠かもしれない。
貴「もし、そうだとしてらなんですか？」
リヴァイ「……いや」
だったらさっさと離せっての！周りの視線が痛いんだよ‼︎
分かる⁈この辛さをさっ！
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作者名：天空の姫君 | 作成日時：2014年10月15日 8時
