病んでる愛を【呪術廻戦】

五条悟 共依存 ページ22

『私、悟の事大っ嫌い！！』


もうこれで何度目だろうか？


「ごめんなさい…もうしないから。」


悟が浮気して、私が悟に怒鳴りつけて。

私がわかるような所でするんだから余計タチが悪い。



『別れよ。私と別れたら自由にできるじゃん。』



「嫌だよ…、僕にはAしかいないの……！お願い、、捨てないでよ……。」


ポロポロと悟の瞳から涙が零れ落ちる。


なんで泣くの？

泣きたいのはこっちなんだよ？

そんな目で私を見ないで、私を求めないでよ。


「Aの事1番愛してるから……！A無しじゃ生きていけないの、、、」


愛してるって言葉も嘘なんでしょ？

私がいなくても悟なら全然平気でしょ？









『……今回だけだからね。』


「うん！もうしないから！！」



また、言ってしまった。

悟が浮気して、私が悟に怒鳴りつけて、その後悟を許して。

私が許すのを知っているから、悟はまた浮気する。

無限ループみたいな物だ。

こんなの駄目だ。変えなければいけないんだ。

でも毎回言ってから後悔して、“やっぱり…”

そう言いかけ悟の顔を見る。

そこにはぱあぁと効果音が付きそうなほど満面の笑みの悟がいて、

また次に言えばいい。別に今言わなくてもいい。そう思ってしまうのだ。

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