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「混んでんなあ」
「まあ、町中の人が来るからね」
「だな。」
神社の端っこの方に自転車を停めて、屋台のある方へ歩いていくと、すごい人。見てるだけで人酔いしそう。
毎年来ているから、混んでいることは分かってたけど。
「何食べる？」
「りんご飴食べたい」
「じゃああの奥のところがうまいよな。」
「うん。」
もうこうやって屋台の食べ物を買うのも慣れたもんで。
屋台やってるのも近所の顔見知りの人が多いから、どこで毎年どんな屋台をやっているのかも把握済み。
だから、どこの何が美味しいのかも勿論分かっている。
「あとは？」
「んー、焼きそば。」
「じゃあそっち先だな。」
デートじゃないけど、仮にも男女で出かけているのに、雰囲気もなにもない会話。でも、これが私達らしくて、全然嫌じゃない。
夜ご飯を屋台でたくさん買って、花火の時間まで神社の裏の階段に座っていることにした。
勿論ここも、恒例の穴場。誰も来ないのに、花火が綺麗に見えて、いい感じに暗い。
「りんご飴いっつも食ってるけど、甘くねえの？」
「んー、甘いの好きだからそんなに気にならないかも」
「そっか、お前好きだもんね。」
そんな会話をしながら、花火の時間まで待つ。
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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください！🎶 (2022年8月26日 19時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる！気になる！続編楽しみにしてます！！ (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年8月15日 17時
