俺の先生は俺の恋人#3 (ページ4)

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樹side

めっちゃ帰ってくるのが遅くなった

日付をまたいでしまったが、家の明かりはついていた

そっか、彼がいるのか

樹「ただいまぁー」

が、またいつもの返事は返ってこない

まぁ、もうこんな時間だしさすがに寝た？

リビングに行くと、案の定ソファーで眠る彼がいた

前にも見たな、笑

樹「おーい、」

ジ「んぅ？……んー、」

樹「ふっ笑。え、あれって飯？」

ジ「作ったぁ……あっためてね」

樹「いいのかよ、お前最高」

俺は軽く彼の頭を撫でて、ありがたくいただいた

いや美味い

ほんとに彼は俺より家事ができるんだ、笑

腹が減ってた俺はがガツガツ食べ進めていると、ボケボケの彼がクッションを持ったまま向かいに座った

樹「お前、髪が、笑」

ジ「あと寝るだけだしー笑。先生お風呂沸いてるよ〜、入ってきなねー」

樹「まじか……なんか奥さんみたい笑」

ジ「HEHE！俺いい奥さんになれる？笑」

樹「十分なれると思う笑。」

頑張って目を開けようとする彼は面白かったけど、先にベッドに行かせようか

樹「俺風呂入ってすぐ寝るからさ、お前先に寝てな？」

ジ「えぇー……せっかく起きてるのに、」

樹「明日休みだろ？笑。先行ってろよ」

ジ「んぇー、じゃあベッド行って待ってる」

樹「はいはい笑」

彼はとぼとぼと寝室に行った

今日の風呂はなんか不思議と安らげた

シャワーで済ませる日が多かったってのもあるだろうけど、

…彼が風呂を入れてくれたから？

だったら俺は、そうとう単純な人間なんだな笑