俺の先生は俺の恋人#3 (ページ15)

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樹side

危機一髪って感じで、北斗のおかげで助かった

ジェシーには言っとけよ？

そう北斗に言われて、家に帰る

彼に話したら、また余計な心配かけないか？

そう思ったけど、結局俺は彼にチャットを送っていた

《今日、来てくれる？》

送ってしまったと気づいた時には既に既読がついていて、

すぐに返事が返ってきた

《わかった！今バイト中だから早めにあがって明日の荷物持っていくね！》

鍵開けてるから入ってね。

そう返して

ごめんって気持ちと、来てくれるんだという嬉しい気持ちが入り交じってぐしゃっとしたけど、

安心した

ソファーで横になっていると、バイトを終えた彼が来てくれた

ジ「おじゃましまーす。先生来たよ〜」

樹「あ、ありがとう、ごめん急で」

ジ「なんのなんの。先生なんかあったでしょ？話聞こうか？」

樹「へ？」

ジ「あれ？違った？」

樹「……いや…その通りなんだけど、なんで、」

リビングに入って、俺を見てすぐにそう言われて、さすがに驚く

まだ俺は何も言ってない

そんなに顔に出てた？

ジ「俺先生のことはなんでもわかるもんね。隣座っていい？」

樹「…うん」

ジ「よいしょ、で？話聞くよ？何があった？」

樹「あ、えっと、北斗がお前に話しとけって言うから、＿＿」

バイト終わりの彼にお茶も出さず、俺は今日と出来事を話した

“教頭"というワードが出た瞬間、彼の表情は険しくなった