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『じろ兄!』
そう言って腰に抱きつくとその人が振り返りました。
でも、じろ兄じゃありません。
知らない人「あれ、お嬢ちゃんどうしたの?」
『あ、えと、人違い…です…』
急いで離れると寂しさと恥ずかしさで涙が出てきました。
抑えられません。
『おに、ちゃ…』
前に立っているお兄さんとお姉さんが困ってしまいました。
お兄さん「もしかして、迷子?」
『うん…』
お姉さん「大丈夫?一緒に来た人、どんな格好してたかわかる?」
『お兄さんと、おんなじ帽子被ってるの…』
私はお兄さんの帽子を指さしました。
するとお兄さんは「あっ」と言うと
お兄さん「髪の毛真ん中で分けてるお兄さんかな?」
『うん!』
お姉さん「あら、その人だったらさっきあのお店の前ですれ違ったわよ」
お兄さん「まだ時間は経ってないから近くにいるはず…」
『ほんと!?』
お姉さん「ホント、お兄さんに無事に会えるといいね」
『うん!ありがとう!!』
私はお店の方に走っていきました。
お店が見えます、そのそばにじろ兄がいました。
『じろにっ!うわぁっ!!』
転んでしまいました。
痛いです。
『じろ、にい…』
じろ兄が駆けつけてくれました。
じろ兄に会えた安心感と転んだ痛さでまた泣いてしまいました。
二「A!探したんだぞ!大丈夫か?怪我はない!?」
私を立ち上がらせると近くのベンチに座らせてくれました。
『ごめんっ、なさ、じろにぃっ!!!』
抱きつくと、じろ兄はぎゅっと抱きしめてくれました。
二「不安だったな。ごめんな、手ェ放しちゃって」
私の背中をトントンするとじろ兄は一兄に電話をしていました。
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琴葉 - 二郎…夢主ちゃんになんて言葉教えてるのよ…。 (2018年9月26日 23時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - やあああ!!!可愛い!!!夢主ちゃん可愛い!!!! (2018年9月17日 14時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅーしゃ | 作成日時:2018年9月9日 16時