【進撃の巨人】 NTEOTW KYHU season3 (ページ15)

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番外編：酔い醒ましにⅡ ページ15

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「…のか？」

「え？」

リヴァイに何か問われたが、あまり聞き取れない。
先程から、完全に頭が回っていない。

「ごめん、もう1回言って…？」

「……何かあったのか？」

もう一度問いながら、ウィルの手に持たれている酒を静かに取り、店員からもらった水を手元に置く。

「何かなきゃ、誘っちゃだめなの？」

頬を赤くさせて見上げる姿から、いつもの彼女では無いことが分かる。

「…いや」

「よかったぁ！」

ふにゃりと笑うウィルは僅かに汗ばんでいる。額についている、湿った髪を避けると、頬手に手を添える。

「それ飲んだら帰るぞ。」

先程置いた水に目線をやって早く飲むよう急かす。

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「リ〜ヴァイっ〜！！」

わずかな街灯の下で街の人は寝静まった夜道を歩く。夜風は冷たく、酔いを覚ますのに良いだろうと思うが、ウィルは、先程から右へ左へと覚束無い足取りだ。

「おい、いい加減にしろ。」

転倒しそうになる、ウィルの首根っこを引きながら、いっそう低い声で言うが、気にする様子はない。

「綺麗なお顔ね〜」

「はｯ…？！」

それどころか、顔を寄せてきて、気の抜けるような言葉を発する彼女に動揺を隠せない。

自分が酔っていることにも、気分が高揚しすぎていることにも気づいているのに、抑制できないウィルは、まだ僅かに残っている冷静な思考で、普段見ることのできないリヴァイの動揺した姿に悪戯心を燻られる。

が、そんな火照った唇に触れたのは、夜風に当たって少し冷えた唇だった。

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ふと目を覚ますと、見慣れた兵舎の天井。

すぐに目に入ってきたのは今日の日付で、非番は明日(・・)だということに気づく。

と同時に、訓練の支度を始める兵士たちの足音が聞こえ出す。

酷く赤面した頬を両手で覆ったのは＿＿＿＿

ウィル…はたまたリヴァイなのか…。

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earthnより

今の二人からはあまり想像できない、ほんのり甘い話。まさかの夢オチでしたが、これはどちらが見た夢なのか…
それはご想像にお任せします(￣▽￣)ﾆﾔﾘｯ

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