【ヒプマイ】森で拾った緘黙少年【男主】

#29 ページ31

理鶯 side






あの後小官は荷物の整理をした







有栖川はセイと花を摘んだり、虫を捕まえたり…と、セイの相手をしてくれた







理鶯「では、有栖川。しばらくの間、食事は作ってやれないが大丈夫か？」






帝統「理鶯さんの料理は恋しいっすけど、セイのためなら我慢しますよ！」








そう言って有栖川はセイの目線までしゃがみ、笑いかけた





帝統「セイ、また遊ぼうな！今度はシブヤディビジョンに遊びに来てくれっ！！俺のPosse(なかま)を紹介してやるから、なっ！約束だっ」







指きりをしてまた笑い合う







その後有栖川は小官達とは反対方向を、時折振り返り、手を振りながら歩いて行った







理鶯「セイ、楽しかったか？」







「…！(コクンッ！」







理鶯「そうか、良かったな」






優しく微笑みかける








セイにも“友”と呼べる存在ができたらきっと








今より楽に、もっと自然に笑ってくれるだろうかーー




ーーーーーーーーーーーー

銃兎「遅いです、遅すぎますッ！！！！」






理鶯「すまない」







有栖川の一件で銃兎が待っていてくれていたのを忘れていた








銃兎「何をしていたんですか！？2時間ですよ、2時間！」






理鶯「あぁ、実は…」







有栖川が来たこととその後の出来事を軽く説明する






と、銃兎は小さなため息をついた








銃兎「理鶯、あなたスマホを買いなさい」







理鶯「奇遇だな、小官も先ほどそう考えていた」







銃兎「笑い事じゃありませんっ！！」






セイは怒った銃兎が面白かったのか、ずっと笑っていた

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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