忘れたとは言わせません �� ページ23
三郎side
いつもより早めの早朝出勤で学校に着いたが予鈴がなる1５分前に登校してくる奏月の姿を見掛けない
少しだけ不思議に感じながらも教室に向かえば彼女はしっかり椅子に座っていた
しかし、一人ではない
頭に付けているはずの紫色のヘッドホンは首にけ、クラスメートの女子と話していた
アイツは．．．．
出席番号31番、葉渡 海良
いつの間に友達なんて作るようになったのか
とはいえ、かなり仲良くなったのか楽しそうに笑う奏月は年相応の子供の様だった
ホームルームを始めても、奏月だけはこちらを見ずにずっと窓を眺めている
いつもならばこれでもかと視線を感じるというのに．．．．
一体どうしてしまったのだろうかと疑問に思ったが
心の底では検討はついていた
＿＿＿＿他のクラスでの授業を終え、選択教室に置いておくプリントを持っていこうとしたが、成績評価の為に回収したノートも忘れていたのを思い出し廊下の真ん中で立ち止まった
三郎「．．．．．．」
しかし、多いな．．．．
多少欠席があっても1クラスのノートとプリントは腕の限界が早い
どうしたものかと頭を悩ませていると、背後から聞き慣れた声がした
名前「．．．それ、半分持ちます」
手伝おうとして僕の腕からプリントを持っていこうとしたが彼女の背から届かない高さに持ち上げて必要無いと伝わらせる
三郎「頼んだ覚えないし、これぐらい一人で持てるから余計な気遣いは不要だ」
名前「私がしたくてしているんです」
それでも、こういう所の意思は固いのか立ち去ろうとしなかった事に驚くと、一瞬の隙をついてジャンプで僕の腕からプリントを奪っていった
名前「これ、どこまで持っていてけばいいですか？」
三郎「．．．．第2選択教室」
名前「はーい」
してやられたような気持ちになったが先を行く奏月に遅れを取るまいと、早足で隣へ向かう
三郎「．．．奏月」
名前「何ですか？」
三郎「．．．．今日の放課後は予定があるから
勉強は見てやれない。
明日は空いてるか？」
今日は久し振りに実家に戻る事ができるので早めに帰りたいのだ
名前「え？
あ、まぁ．．．．いつでも大丈夫です」
すると、思っても見なかったかのような少し残念そうな反応で曖昧な返事
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劉夢 - Akariru????さん» ありがとうございます！！ 毎日の楽しみとなっているのであれば作り甲斐があります．．．！！ 一日でもできるだけ早く更新していこうと思いますので楽しみにしていて下さい♪ (2021年9月5日 10時) (
レス) id: dc20a679a9 (このIDを非表示/違反報告)
Akariru????(プロフ) - このシリーズめちゃくちゃ好きです！！毎日投稿してくれるので楽しみにしてます！！更新頑張ってください！毎日の楽しみです! (2021年9月5日 1時) (レス) id: 53475aa06d (このIDを非表示/違反報告)
劉夢 - ﾘﾝさん» この作品を気に入っていただけてとても嬉しいです．．．！！ 読者様の言葉が何より励みになりますので、これからもなるべく早く更新できるように頑張ります！！ (2021年8月28日 20時) (レス) id: dc20a679a9 (このIDを非表示/違反報告)
ﾘﾝ - 主様が作成されたこの作品、今まで読んできた夢小説の中で一番引き込まれました。私はこの作品が大好きです。これからも更新頑張ってください！ (2021年8月21日 23時) (レス) id: 86b304d2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：劉夢 | 作成日時：2021年5月23日 14時
